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【米暴動の背景にあるもの】教育現場を席巻する”woke”思想

※この記事はオペレーション・ブレッシング・ジャパンの母体であるCBN(Christian Broadcasting Network)のニュースを翻訳したものです。

CBN Newsがインタビューした学者および大学関係者によると、大学キャンパスは過激派にとってトレーニングキャンプのような状態で、アメリカ都市の暴動の根源となっているそうです。

ポートランド州立大学哲学科の教授ぺーター・ボゴシアン氏は、現状を次のように語りました。
「アメリカ都市の暴徒を刺激するウォーク運動(人種的・社会的平等の実現を図る社会正義運動)が、キャンパス内で推奨されている。
大学は手のつけようのない狂気を、若い世代に広め量産しているのだ。」


大学の教授が暴動の最中に逮捕されるケースも発生しています。
ニューヨーク市立大学のエリン・トンプソン教授は、彫像を破壊する暴徒に対し助言するような内容をツイートしました。
「ロープではなく鎖を使え。その方が早く済む。」と。

Campus Reform(高等教育に焦点を当てたアメリカの保守的なニュースウェブサイト)の編集長のキャボット・フィリップスは、過激なデモ活動を数多く目の当たりにした一人です。
「これら暴動の多くが起きている最中に、私は実際現場にいました。
多くの暴徒は、キャンパスで見かける普通の人々と区別がつきません。

暴徒がキャンパスの中で、暴動を起こし、抗議しても、何の刑罰も受けなかったので、暴徒は、どうすれば効果的に暴動および抗議を起こせるか試すことが可能でした。どのように最大の破壊を作り出すことが出来るか、どのように最大の怒りをあおることができるか、それからどのように、それを全米の都市で実行できるかを、暴徒は判断することが可能になったのです。」


かつて一部の学科に限定されていた過激運動は、今では全キャンパスを支配しています。
CNNのホストでもあったカリフォルニア大学リバーサイド校のレザー・アスラン教授は、トランプ大統領の支援者は全員、「社会から根絶」しなければならない白人国家主義のテロ支持者だと述べました。
カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校宗教学科のティモシー・スネディッカー教授も、「もしタイムマシーンがあったら時間をさかのぼってイエスを暗殺する」とツイートしています。

ボゴシアン氏は一連のウォークイデオロギーを、「今や日常に溢れ返っており、あらゆるキャンパスの根底に流れる主流の道徳」と評しました。
そしてCNNは、全くと言っていいほどそのイディオロギーに染まっているともコメントしました。

自身のウェブサイト「Legal Insurrection」でキャンパスの過激主義を監視するウィリアム・ジャコブソン氏は、そのイデオロギーの蔓延に危機感を示しています。
「私たちがキャンパスで目撃したこのような狂気が、これほど拡散するとは決して考えられませんでした。
私たちが気が付かなかったことは、キャンパスが文化にまで参入したことです。

一方的に与えられた思想で育てられ、過激的な思想や人種政治によって洗脳を受けた学生は、卒業後民間企業に入社し、ジャーナリズムに参入したりします。
彼らは、ツイッタ-、フェイスブックおよびユーチューブの社員となり、誰の投稿を黙殺するか、誰を使用禁止にするか決めているのです。」


ジャコブソン氏は、彼の学部長に激しく非難され、暴動およびBlack Lives Matterに対して異議を唱えたことで21人の教職員に正式に告発されました。
しかし、保守派のキャンパス迫害の一番の被害者は、ノースカロライナ大学のマイク・アダムス教授です。

クリスチャンである彼は、テレビ番組「The 700 Club」のゲストとして出演したことがあります。
何年間も左翼の追跡を受けて、アダムス教授は1カ月前ついに自殺してしまいました。

大学キャンパスにおけるウォークイデオロギーは、今や「文明の脅威」であり、それに染まった大学を救うことはすでに遅すぎると語るボゴシアン氏。
「3, 4年前に、もし私たちが特定の学部に資金援助を停止したら、少しは大学を救うことが出来るかもしれないとかつて考えました。しかしそれではもう間に合わないのです。今では全システムを、ブルドーザーで整地しなくてはならないと考えています。」
アメリカ人は、米国政府は根本的に悪であり、解体しなければならないと教える大学システムに助成金を払って支持してきました。
政府の解体こそ暴徒が掲げる最大の願いであり、その運動は拍車の一途をたどっています。


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