World&Lifestyle News ニュース なぜうつ病?カナダのメンタルヘルス医師が語る。 2021.06.19 女子テニス世界2位の大阪なおみ選手が「うつ病」を患っていたと告白し話題となりました。 なぜうつ病を隠さなければならなかったのか、スティグマ(偏見)との関係についてカナダのメンタルヘルス医師マレン博士が分かりやすく語っています。 心の病気は生物学的で人種や所得に関係なくすべての人に起こりうるのです とてつもない不安が襲い、それが大きな自信喪失に 自信喪失?テニス界で最高の選手なのに、なぜ自信がないのでしょう?大坂選手は3年前からメンタルヘルスの問題がありながら周囲に隠し続けていました。不安な症状を紛らわすためヘッドフォンをつけて無理をしていたのです。 うつや不安症などのメンタルヘルスに対するスティグマ(偏見) なぜ隠し続けていたのか、それはスティグマがあるためです。そしてのそのスティグマの原因は成熟への定義にあります。 自分の考えをコントロールできないと、感情のコントロールもできない未熟な人に見られてしまうのです。未熟な人に見られないよう、うつや不安症を隠し、苦しみを他人から気づかれないようにすることで、嘲笑や誤解を避けているのです。 心の病気は障害となりうるほど深刻なのに、症状が目に見えない 見た感じ普通で、活動している人に対し、周囲は大丈夫だと思いがちで、内面で苦しんでいるとは想像もできません。 苦しみを打ち明けると、「何を落ち込んでいるんだ、パッと気分転換したら?」と言う人がいます。 背の低い人に、家に帰って背を伸ばしたら?というくらいナンセンスです。 キリスト教コミュニティでもスティグマが 聖書にはいつも喜び、希望を持ち決して心配するな、と記されています。 聖書の通りにできないと、軟弱で教えに従わない信者になります。 そんな風に思われたくないので、苦しみを自分の胸に閉まっておくのが一番なのです。 心の病気は生物学的で人種や所得に関係なくすべての人に起こりうる 脳の化学物質が不足すると思考を制御できなくなり、気分や集中力が落ち込んでしまいます。 うつ病、不安症、双極性障害は、近視や糖尿病と同じように人口の2割に影響する非常に一般的なものです。 治療可能なよくある病気です 視力がぼんやりすると眼鏡をかけるように、考えがぼんやりしたら薬を飲む、ということです。 心の病気を隠すのをやめてオープンに話してみることで、多くの方が適切な治療を受け、普通の生活に戻ることができるでしょう。 精神、感情、心をキリスト教の観点で理解したい方は、私の本とDVDをご覧ください。 マレン博士の本「こころの解放」は、あなたの考え方を変えて、精神的、霊的、感情的に癒しの道へと導きます。 詳しくはこちらから