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【ナゴルノ・カラバフ紛争 】トルコがアゼルバイジャンを支持


紛争地域ナガルノ・カラバフをめぐるアルメニアとアゼルバイジャン間の戦いが続いています。
暴動ががナゴルノ・カラバフで最初に勃発して3週間の間、何百という人々が殺害され、何万人という民間人が強制退去させられました。

大多数がクリスチャンを占めるアルメニア人、そしてイスラム教徒がほとんどのアゼルバイジャン人の何十年にもわたる紛争は、留まるところを知らず、今後はロシア、トルコ、および過激派イスラム教の聖戦主義者が紛争に関わってくる恐れがあります。

トルコはこれまでに何百というシリアの雇い兵を徴用し、アゼルバイジャン軍に参加してアルメニアを攻撃しています。
アルメニア大統領のアルメン・サルキシャン氏は、CBN Newsのインタビューで次のように語りました。
『私はトルコが兵士を徴用している事実を確認しました。証人は私だけではありません。
国際組織や異なる国家の諜報部も、トルコの徴兵の情報を掴んでいるのです。』

サルキシャン大統領は、トルコの指導者であるレジェップ・タイイップ・エルドアン氏を、「いじめの張本人でありこの危機をさらに悪化させた人物」と非難。
トルコはドローンを配備し、これまでに1億2300万ドル(約129億6000万円)に値する軍用品を売ってアゼルバイジャンを支援しています。

この紛争で、トルコの関与を止められない結果について聞かれると、サルキシャン大統領は次のように語りました。
『この紛争でトルコのことを止められないと、もう1つの新たなシリアが誕生することになります。しかもその規模は今のシリアの10倍も大きいのです。』
戦争が始まって数日後、トルコの大統領エルドアン氏は、アゼルバイジャンの軍事攻勢に対する同国の支援を、「正義の闘争」と称し、その他の国々に闘いに参加するよう求めました。

『アゼルバイジャンは、領土の解放に対して非常に堅い決意を持っています。
トルコ側として、私たちは心から領土を取り戻すアゼルバイジャンの正義の闘争を支援します。私たちは、アゼルバイジャンを支援するために、正義と公正を擁護する全ての国々を歓迎します。』

ロシアの外国諜報機関は、この地域に高まる対立は、全てのイスラム教聖戦主義者を引き付ける「磁石のようなもの」であるとの声明を発表しました。
『特に過激派クルド人グループと同様に、アル=ヌスラ戦線、Firquat Hamza、スルタンムラド師団の中東で戦う国際テロリスト組織は、活発に紛争地帯に突入しています。さらに、新たなカラバフ戦争でお金をもうけたいと望む何百および何千にも至る過激派が後方に控えているのです。』
エルドアン大統領は、ナゴルノ・カラバフで戦う聖戦主義の兵士を徴用したことを否認してきました。それでも依然として、アゼルバイジャンはトルコの支援を歓迎しています。

トルコの国営放送局TRTとのインタビューの間、アゼルバイジャン大統領であるイルハム・アリエフ氏は、この紛争におけるトルコ政府の支援は、重大なものであったと述べました。
『トルコは、私たちを支援する強力な国の1つです。トルコ大統領の勇敢で、明確な声明は、多くの国に対する警告でした。”関わるな、干渉するな、アゼルバイジャンの背後にはトルコがついている。そして、アゼルバイジャンはいつもトルコのすぐ隣にいる。”
トルコは侵攻する先々で、紛争地域の人々の生活だけでなく、古代の文化も破壊しています。シリアで行ったように、古代のキリスト教文化を攻撃しているのです。』

トルコの軍事的関与はシリア、キプロス、イラク、リビア、アフガニスタン、そしてアルメニアで現在も進行中です。サルキシアン大統領は、トルコの軍事的動きに対し『エルドアン大統領は領土拡張主義者であり、その強い野心を証明するものだ』と証言しました。

紛争が勃発した数日後の10月7日に、トルコが支援したアゼルバイジャンは、多くのアルメニア系家族が避難したナゴルノ・カラバフのシュシャにある歴史的な大聖堂を砲撃しました。
大聖堂は内部と外部を激しく損傷し、祭は悲痛な心中を次のように語りました。
『私たちに、そのような「隣人」がいると思うと心が痛みます。私たちの美しい大聖堂の壁が破壊され、身を切られる思いです。今日、ここで起きていることに世界が無関心でいること、そして私たちの国の少年が、母国を守るために命を落としている現実が、悲しくてしょうがありません。』

紛争に突入して3週間経っても、多数の家族が損壊した教会で祈祷と避難を続けています。
ナゴルノ・カラバフのスーシャの住民は、『神の家が廃墟と化してしまいました。襲撃した者は手段を選びませんが、神が必ず罰するでしょう。』と語りました。

500人以上の人々が死亡し、何万という民間人がこの戦いで強制退去をしました。アルメニアとアゼルバイジャンに挟まれたナゴルノ・カラバフのアルメニア系住民は、アルメニアと合体するため、長いこと独立を願っています。

ナゴルノ・カラバフで数多くの爆発が起こりましたが、最近起きた爆発はこの過去数十年で最悪のものとなりました。
アルメニアを支援してつつアゼルバイジャンと関係があるロシアは、停戦調停を行おうと試みましたが、叶わずに終わりました。

闘いが激化するほど、ロシアがこの紛争に引きずり込まれるのではないかと専門家は懸念しています。
ロシア外務大臣のセルゲイ氏は、平和を推し進める主張を次のように発表しました。
『私たちは、この紛争の平和的解決は可能であると信じています。それが、この問題を確実な解決へと導く唯一の道なのです。』
アルメニアは世界で最古のキリスト教国家で、ナゴルノ・カラバフ地域に居住するほとんどの人々はクリスチャンです。、闘いが始まって以来、複数の人々とアパートの地下で避難していたリタ・グリゴリアンも、その住民の1人です。
グリゴリアンは、1990年代のアゼルバイジャンとの戦争の間、夫を亡くしました。彼女の義理の息子および孫息子は、今戦争の前線にいます。
『私の孫が20歳になった後、戦争が始まりました。私たちはどこに逃げれば幸せになれるのでしょうか?

サルキシアン大統領は、CBN Newsのインタビューをこう締めくくっています。
『アルメニアがトルコとアゼルバイジャンをテロリスト同盟と呼び懸念している状況は、まさに聖書に出てくる逸話のようなもの』と、サルキシアン大統領はCBN Newsに語っています。
『この状況は、旧約聖書の「サムエル記」に出てくるダビデが、強力で巨大な戦士ゴリアテに立ち向かう姿そのものです。この世のすべての文明、文化、宗教を破壊したがっている巨大な敵に、アルメニアの人々は向き合っているのです。』