1. HOME
  2. 特集&ストーリー
  3. 【健康トピックス】ストレスから心をケアして守る7つのヒント

特集

Topics&Story

【健康トピックス】ストレスから心をケアして守る7つのヒント

この記事は、オペレーション・ブレッシング・ジャパンの母体であるCBN(Christian Broadcasting Network)のニュースを翻訳したものです。

抱えているストレスも不安も、あるがままに受け止める。そして自分で自分の心をケアして守る。
今、そんなメンタル対処法が注目を集めています。

「セルフケア」とは、まさに“自分助け”の技術。
日常生活の中に取り入れれば、自分自身を大切にしながら、心をネガティブな方向ではなくポジティブな方へ向けることができます。
「コロナうつ」という言葉からもわかるように、社会全体がストレスを抱えている今、自分自身の心をケアする習慣をはじめてみませんか?

ストレスに囚われてしまう原因とは?


「危機的な状況に対して不安や恐れを感じ、行動を促す『防衛本能』は、私たちの生まれ持った能力です。
私たちが生命の危機に直面すると、自己防衛本能が私たちの思考と行動のすべてを支配するようになります。」

そう話すのは、アメリカでメンタルヘルスに関するカウンセリングを行っているウェルビー・オブライエン氏。
防衛本能が自分のすべてを支配してしまうことの問題と、思考の選択をすることの大切さを語っていただきました。

「最近のトイレットペーパー不足騒ぎについて考えてみると良いと思います。
ひとつのデマがきっかけとなり、ほとんどの場所で買い占めが起き、小売店にはトイレットペーパを何とか確保しようと長蛇の列ができました。
私たちが本能的な危機を感じると、冷静な判断と合理的な行動をとることが難しくなり、「危機を乗り越えるためには何でもしなきゃ!」という恐れに支配されてしまうのです。


それでは、私たちはこの防衛本能に振り回されながら、エネルギーや時間を消費してしまうしかないのでしょうか?ウェルビー氏は、「本能を超えた向こう側に、セルフケアの豊かな領域が存在しています」と語りました。

「私たちが恐れや不安にとらわれずセルフケアを実行するためには、意識的に努力することが必要です。
自分の心にわいてくるネガティブな感情ではなく、自分が喜ぶこと、自分がリフレッシュできることは何かを考え、そしてその行動を選び取っていくのです。
一見ごく単純なことのように思われますが、その見返りはとても大きなものです。

私たちが忘れがちな「自分をケアすること」について、あなたの生活に意識的に取り入れることをお勧めします。
それは決して多くの労力を要するようなものではなく、長期的に見れば私たちの生活を向上させる大きな価値を持つものなのです。」

今から始められるセルフケア

ウェルビー氏は、心と体の両面に対するセルフケアについて、以下7つのヒントを挙げています。

心のケアの実践

➀日記を書く、人と話すなど、自分の感情を自由に出す機会を設ける
➁必要なときには自分と人との間に境界線を設ける
➂ネガティブで悪い影響を与えるソーシャルメディアやニュースから距離を置く

体のケアの実践

➀十分な休息と睡眠をとる
➁必要なメディカルケアを続ける
➂質の良い高い栄養をとる
➃定期に運動すること、新鮮な空気を吸うことを心掛ける


これらのことを日常の生活に取り入れるためには、日ごろから意識して自分の意識や行動を選択することが大切です。
自分自身を的確にケアすることで、私たちは成長し、より様々な環境や状況の変化に対する適応力を増すことができます。

現在のような危機的な状況の下にあるとき、不安や恐れに則って行動をした人と、意識的に豊かに生きることを選択した人との間には、大きな違いが生まれます。
みなさんが自分の体だけではなく、心も同じように大切にして、この局面を乗り越えていきましょう。
この記事の原文はこちら。

ウェルビー・オブライエン
PTSD、うつ、離婚問題専門カウンセラー。ポートランド州立大学でカウンセリング修士号取得。米国PTSDファミリーサポートネットワーク創始者。

当団体ではうつ病やうつ病や気分障害、不安障害に関する心の癒やしについて、国内外で講演活動を行っている医師グラント・マレン氏の書籍・DVDも販売しています。お求めはこちらからマレン先生 こころの解放
この記事に関するご意見がありましたら、Facebook、ツイッター、YouTube、インスタグラムなどでお知らせください。

オペレーション・ブレッシング・ジャパン(OBJ)の活動は、皆さまのご支援によって成り立っています。
皆さまお一人ひとりが一番ご利用しやすい方法で、OBJを支援していただければ幸いです。

寄付する