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【こころの解放⑨】思い煩いが止まらない

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不安障害は、継続した不安や恐怖心を振り払ったり、コントロールしたりする能力に支障をきたす状態です。これは他の気分障害同様の発現率と生涯リスクがあり、たいへん好発します。

マレン医学博士の意見ではうつ病も不安障害もどちらもコントロールできない否定的な考えを持つことと、同じ投薬治療に効果がみられることから、不安障害はうつ病という気分障害の亜型と言えます。

精神衛生の医師 グラント・マレン医学博士は、医学的治療と霊的な解放、心の傷の癒やしをともに働かせる、両側面からの効果的な方法を説明しています。ここではその著書の中から少しずつ抜粋しご紹介していきます。

→「第8章-現実があまりにも遠く感じられる時」はこちら

第1部-心を束縛する身体的要因第9章-思い煩いが止まらない(9/13)

「私は信頼して恐れることはない」(イザヤ書12章2節)

【強迫性障害(OCD)】
強迫性障害は不安障害と近い関連性があり、非常に多発性の高い障害です。統合失調症や双極性障害よりも多発しますが、うまく潜伏していて、めったに診断を受けることがありません。

強迫観念は、ばかげていると思うのに頭の中から追い出せない、不毛な思いつきや心象、衝動、心配などが勝手に現れ、周期的に再発するものです。強迫性障害に伴う不安は、圧倒的に強いものになり得ます。強迫性障害のある人が、汚れに対する恐れを消すために1日30回以上も手を洗うなどということは、珍しいことではありません。

不安障害とうつ病は見分けがつかないこともあって、よく密接に絡み合っています。どちらも頭から締め出すことのできない否定的な考えを持っていますし、思考コントロールを立て直すために処方された抗うつ薬の効果があります。

マレン博士は身体と精神、そして霊に対する処方箋を提供しています。
心の問題についてあからさまに口にすることをためらわれている世の中。その問題を避けて通り、口にすることも憚れます。しかし私たちの心がダメージを受ければ、知性や意思が可能なはずの機能を果たすことができなくなります。それでは安定した人生を築くことは難しくなります。

著書では、男女や年齢、遺伝、クリスチャンなど、その思考パターンを推し量り、背景にある条件や社会的背景を具体的数字とともに紹介しています。

今まさに思考・気分・感情をコントロールするのに苦労している方、現状の苦しみを抜け出すために何をすればよいか分からない方はぜひ、詳細を手に取り効果的なプログラムを実行してみてください。


book-001詳しくは著書「こころの解放」をご覧ください。
こちらからご購入いただくこともできます:【DVD・書籍案内】こころの解放/グラントマレン


次回【第10章 薬を飲まなきゃダメですか?】では、どのようにして気分障害の牢獄から脱出するかということについてお話ししていきましょう。