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【こころの解放①】思考・気分・感情をコントロールするのに苦労していませんか?

全米精神衛生学会によると、いずれの年でも1760万人ものアメリカ人がうつ病を患うといわれ、それがあまりにも流行しているので、「心の風邪のような、よくある症状」とまで呼ばれています。うつ病は年齢や性別、社会的・経済的ステータスに関わらず、すべての人の生活に忍び寄っています。私たちはまさに「不安の時代」に憂鬱が蔓延するさまを経験しているのです。[引用:こころの解放 はじめに]

心の解放精神衛生の医師 グラント・マレン医学博士は、その著書「こころの解放」において「どうすればあなたも肉体的、精神的、そして心の面でも健康になれるか」を分かち合い、また心の束縛の鎖から解放されるため、医学的治療と霊的な解放、心の傷の癒やしをともに働かせる方法について、国際的に著述および講演を行っています。

コロナ禍と災害多発時代、押し寄せる言い知れない恐怖の波に押し流されることなく、希望をもって今を生きたいと願うすべての人へ、そういった人たちをサポートしている方々へ、ここではその著書の中から少しずつ抜粋しご紹介していきます。

「この本から、思考と感情、心のことで悩み苦しんでいる皆さんに、幅広く統合的な精神的回復への癒しと希望をもたらすアプローチを見出してくださることを願っています。」(グラント・マレン)

第1部-心を束縛する身体的要因 第1章-私は狂ってなんかいないってこと?(1/13)

「人の心は病苦をも忍ぶ。しかし、ひしがれた心にだれが耐えるだろうか」(箴言18:14)

第一部では、精神疾患の身体的要因を検証します。私たちは精神医学的診断と治療法の基礎を見ていきますので、あなたはどの人が医師の診察を受けるべきか判断できるようになるでしょう。うつ病や双極性障害、統合失調症、注意欠陥障害などに対する、あらゆるミステリーや誤解、混乱が取り除かれることを私は願っています。

これらのよく見られる病状には、医学研究が効果的な手段を医師に提供してくれています。しかし一般大衆の理解と知識の欠如によって、これらの治療法は本当に必要な人々に届いていません。

この現状はメガネが初めて世に出た頃の時代とよく似ています。ほとんどの人がぼやけてよく見えない状態で生活することを身に着けていたので、メガネをかけている人のことを笑いものにしていたのです。

彼らの視力は正常になりましたが、メガネをつける恥辱とともに生きることを余儀なくされました。ぼやけた視力が目に見えるハンディキャップではなかったせいで、周りの人はどんなに彼の視力が良くなったかがわからなかったし、みっともないメガネを批判するほうが、簡単だし受けのよいことだったのです。

心の病や思考力の低下も第三者にすれば目に見えないもので、本人でさえ気づいていないことがあります。著書ではさらに、心の病はその人の責任で自分で片をつけなければならない問題でもなく、視力低下と同じように消耗性の身体障害であって、どちらも治療を要するものだと続けています。


book-001詳しくは著書「こころの解放」をご覧ください。
こちらからご購入いただくこともできます:【DVD・書籍案内】こころの解放/グラントマレン


次回【第2章 うつ病は流行り病になったのか?】ではあなたの思考パターンを推し量り、そこに修正すべき何らかの「ぼやけたもの」がないかどうかを見ていきます。