【能登半島地震】「自分より大変な人がいるから、自分はもっと頑張らなければいけない」～炊き出し支援と心のケア
高齢の方が重たそうに袋を持ちながら「水を持って行きたくても持ち帰ることができない」と話す場面があり、その方のご自宅まで荷物を運ぶサポートを行いました。途中で趣味の話題になると、嬉しそうにお話してくださり、玄関先でご自分が編んだ作品をたくさん見せてくださいました。
地震の話になると表情が暗くなり不安そうな様子が見受けられましたが、趣味などの日常的な話題になると表情が和らぎ、心が柔らかくなっていくように感じられました。
教会の中で1人で座っていた女性は、家が完全に崩壊し、不安や現実的な課題に向き合っていることを話してくださいました。家を取り壊すにも費用がかかりその現実に絶望し、また新しく建て直すことも年齢的に難しいと感じています。それでも、「自分より大変な人がいるから、自分はもっと頑張らなければいけない」と話されていました。
