【熱海市土砂災害】プロボノ連携支援!急峻な土地に住む竹下さん(80歳)の生活復旧をサポート
伊豆山地区の町内のみんなが心配している80歳の竹下さん(仮名)。
自宅までの階段があまりに急勾配で足場も悪いところに住んでいます。
雨の日の避難指示には、このような急勾配の階段があるために躊躇してしまうそう。
最後は這いつくばって自宅へ戻ります。
手すりをつけたいけれど、頼んだ施工業者は発災以降忙しくてこちらは後回しになっています。
買い物や銀行への同行+移送支援。今回はプロボノとして看護と介護の資格を持っている専門職の方に入っていただきました。
足のむくみからして相当階段の上り下りもきついだろうとのことです。
「大丈夫、大丈夫」と言って自分一人で頑張っていた竹下さんでしたが、専門職の方に丁寧に看てもらって安心したのか、ご自分から介護について相談したいと言ってくれました。
早急に地域包括支援センターに相談してみることにしています。
・・・実は以前も介護保険の適用申請したことのある竹下さん。しかしはりきって頑張ってしまい通らなかったのだそうです。今回も自らお願いしたいとのご希望をお聞きしたので(自ら、が大事です)、包括支援センターにおつなぎする予定となりました。
在宅避難・在宅被災している生活者を支えるために、プロボノの方たちと連携し、福祉的視点をもった災害支援をこれからも続けていきます。
【プロボノとは】
ラテン語「Pro Bono Publico(公共善のために)」を語源とする言葉で、職業上持っている専門知識やスキルを活かし、社会貢献するボランティア活動全般、また参加する専門家自身を意味します。
熱海市伊豆山地区の支援活動は下記パートナー団体の協力により実施しています(あいうえお順)。
一般社団法人クラッシュジャパン
公益財団法人 日本YMCA同盟国際青少年センター YMCA東山荘
社会福祉法人 十字の園
社会福祉法人ミッションからしだね
一般財団法人日本国際飢餓対策機構(JIFH)
ACT japanフォーラム
生活復旧支援への資金を必要としています。皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、社会課題の解決を組織第一の使命とし、被災地からの支援要請および支援ニーズに基づき活動する特定非営利活動法人です。45の日本の国際NGOが加盟するジャパン・プラットフォーム(JPF)が作成している「新型コロナウイルスの感染が懸念される状況におけるNPO等の災害対応ガイドライン」を遵守し支援活動を行っています。