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【令和3年7月豪雨】「本当にありがたい」断水700軒以上の被災地で飲料を搬入

私たち緊急災害支援チームは、静岡県熱海市伊豆山で物資の提供と在宅避難者への支援を続けています。
熱海市によりますと、今も700戸ほどで断水が続いており、解消のめどは立っていないということです。
高齢者の多いこの地区では、避難生活を続ける人たちの体調の悪化が懸念されます。
少しでも住民の方にお水が行きわたるよう、給水所となっている仲道公民館へ飲料水をお届けすることができました。

また、民間のマンションが給水所となっている熱海アビスタシオンへも飲料水を提供。
自治会長の方から「ペットボトルの水が不足していたので、本当にありがたい。」と声を掛けて頂きました。
給水所は市から配布された物資の配布場所にもなっていたので、ニーズ調査で要望があった簡易トイレと清拭タオルもお配りすることができました。

熱海支援

断水に加えて住民の暮らしを悩ませているのが、伊豆山含む熱海市全域に特徴的な「急こう配の道」です。
私たちでも歩いていると息を切らしてしまいそうな険しい坂道が多く、高齢者や体が不自由な方が移動するのは大きな負担がかかります。
足元もぬかるんで滑りやすくなっており、そんな道を水の入った重いポリタンクを抱えて歩くのはあまりにも危険です。

私たちは、水や物資を取りに来れない在宅避難者の方を見つけ出し、直接お届けする支援活動を開始しました。
さっそく町内会の方から、「近所に高齢の女性が在宅避難している」との報告を受け飲料水を届けに行くことに。
お宅の玄関は、道路から傾斜が急な階段があり、約30段上がらないとたどり着けない場所にありました。
私たちがお水を女性に渡すと、「ありがとう、ありがとう」と何度もお礼を言ってくださいました。



水道復旧の目処が立たない中、避難生活も長期化し、被災者の方にも疲れの色が見え始めています。避難所のホテルでは、体調不良などを訴え病院に搬送される人が連日出ているということです。
どうか被災者の方々の生活復旧が少しでも早く進むように、皆様のご支援をよろしくお願いします。

オペレーション・ブレッシング・ジャパンでは、明日以降も町内会と連携しながら、飲料水や食料の提供など、一人一人のニーズに合わせたサポートを続けていきます。

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