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年末のご挨拶~今年もたくさんのご支援をありがとうございました~

2020年も残すところあとわずかとなりました。
新型コロナウイルスが世界中に大きな影響を与えた1年でしたが、皆さまにとってはどのような1年だったでしょうか。

オペレーション・ブレッシング・ジャパンにとって、今年は今まで私たちが行ってきた災害支援活動の在り方が根底から揺さぶられた年でもありました。

コロナ禍での自然災害ににどう向き合うか――。
私たち災害チームは、被災地に入れない、直接現場で活動ができないもどかしさを抱えながらも、パートナー団体と情報共有を行い、新しい支援の形に取り組んできました。

『できることを全力で』私たちの今年の支援活動

新型コロナウイルス対策支援として、3密を避けられない全国の福祉事業所、医療機関へ次亜塩素酸水を製造し無料で配送する『次亜塩素酸水製造・配送プロジェクト』を実施。
4月から現在に至るまで、全国965件の施設に除菌水をお届けし、マスクの入手が困難で在庫が不足していた施設へはKN95マスクも併せてお送りしました。

除菌水配布プロジェクト

微酸性電解水を取り扱っている企業に協力をいただき、OBJの南相馬サテライトにて電解水を生成


【コロナウイルス対策支援】安心と笑顔に繋がる除菌水

お礼のメッセージと写真を届けてくれた全国の福祉事業所・学童クラブの皆さん

熊本県をはじめ鹿児島、大分、福岡を含む広範囲で大きな被害をもたらした令和2年7月豪雨では、地元以外から支援団体の受け入れが制限されているなかで、私たちは「一日も早い復旧を」との思いを込め遠隔地からの物資の提供を続けました。

熊本県人吉市の復興拠点となっている施設へは、手ぬぐい(泥の拭き上げに使用)、マスク、除菌水を寄贈。
同市内の重度障がい者をケアする施設からは「断水によって利用者への入浴介助が行えず困っている」との要請を受け、早速入所者50人分の清拭タオルを手配してお届けしました。

また、床上浸水が1,000件超、床下浸水が1,500件に上った福岡県大牟田市には、強力な風力を送り込む屋内乾燥用の「サーキュレーター」を手配し、大牟田市社会福祉協議会へ寄贈。こちらは濡れた壁や床のカビ発生防止に最も有効な「乾燥」を行うための機材で、「現地で著しく不足していたため大変助かりました」との声を職員の方から頂きました。

助けを必要としている被災地のもとへ駆けつけられない悩ましさは、今もぬぐい切れません。
しかし、今回のコロナウイルス緊急支援の除菌水配送プロジェクトでは、全国およそ900以上もの福祉施設ともつながりを構築することができました。
このネットワークとリソースを活かし、被災地の需要と共有をタイムリーに繋ぐ情報ネットワークの構築を、私たちは勧めています。

また、私たちは災害支援のほかに、今回のコロナ禍によって生活困窮に陥っている人々を包括的に支えるプロジェクトを開始しました。詳細は【孤独と生活困難の中にいる人に手をさしのべて】をご覧ください。

スタッフ

オペレーション・ブレッシング・ジャパンスタッフ一同

2020年は新型コロナウイルスが猛威を振い、その影響を我々も大きく受けました。そんな中、ボランティアや寄付を通して支えてくださった皆さまには心から感謝しています。
皆さまから託していただいた「誰かの力になりたい」という想いを糧にし、社会に希望の光を灯せるよう全力で活動を続けて参ります。引き続き皆様からの変わらぬご支援を、どうぞよろしくお願い致します。


国内支援活動寄付窓口

寄付する

新しい年が皆様にとって素晴らしい一年になりますよう、オペレーション・ブレッシング・ジャパン一同心より祈念しております。

なお仙台市事務局は2020年12月30日㈬より2021年1月4日(月)まで休業いたします。
休業中、当団体ウェブページからの募金は通常通りご利用いただけますが、お問い合わせ等へのお返事が遅くなりますこと、ご了承ください。来年も引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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