【西日本豪雨災害】暑さと土砂との戦い

全国各地で経験したことのない猛暑日が続いています。
気象庁は今月23日、猛暑について異例の記者会見を開き、少なくとも８月上旬までは、西日本から東日本にかけての広い範囲で同じような暑さが続くと予想しました。
災害級の暑さに見舞われている地域もある中、特に環境が変わった西日本豪雨の被災地は、できる限りの熱中症予防対策を取ることが求められています。

私たちが支援活動を行っている岡山県倉敷市では、依然として多くの住宅の床下が浸水したままで、住民の方は引くことのない泥水に悩まされています。
私たちは地元ボランティア、支援団体と協力して支援チームを組み、要請の入ったお宅の床下洗浄と清掃を行ないました。
床板を慎重にはがし、床下にたまった泥を洗い流した後で、塵や砂が残らないよう注意しながら集塵機で吸い上げていきます。


また、今回の浸水で出た災害ゴミの処理支援も行なっています。
こちらのお宅は２階まで浸水し、水で濡れた重い書類や衣類がそのままになっていました。
私たちはそれらを全て運び出し、駐車場に置かれていた他のゴミも含めて全て処分場へと運ぶことができました。

大変な暑さの中で、このお宅のご主人は自分の家だけでなくご近所の片付けも同時に手伝っていたそうです。
「多くの方に手伝って頂けて、予定していた片付けが全て終りました」と喜んでくれました。

土砂と泥水、そして連日の猛暑が、被災地の人々の生活を脅かしています。
生活の再建に時間はかかりますが、その一歩を踏み出す力になれるよう、続けて皆様のご支援をよろしくお願い致します。

■西日本豪雨支援の窓口

■West Japan Flooding Relief Fund, How to Give