心のケア支援をするということ 【宮城県石巻市 追波川】
2015年4月18日 宮城県石巻市 追波川仮設住宅を訪問
到着すると雄勝小学校の子どもたちがすぐに近くに寄ってきてくれました。
いつもは小学校の中でしか話しするができなかったのですが、今日は仮設住宅のすぐ側にある公園で一緒に遊ぶことがました。
男の子が地震の時の話をした時に
そばにいたもう一人の子が「地震の時の話をしないで、思い出すから。」と怒った表情で注意したのです。
その場はしばらくの沈黙が続きました。
実は「話さないで」と言えることも大切な感情の表現。
4年が経過していても、地震で経験した事実を受け入れることは難しいです。
口にもしたくない気持ちや、思い出すような事柄を避けることも当然のこと。
心の傷が癒されるには時間がかかります。
子どもたちに対する「心のケア」は、まずは共に時間を過ごすこと
関わりを続けていくことが重要です。
そして関わりの中から、「愛されている」「安心なんだ」ということを実感してもらう必要があります。
最後に笑顔で「また来てね」と言ってくれました。
私たちはこの繊細かつ時間のかかる「心のケア」支援にしっかりと取り組みます。