メキシコ水害被災者の支援

by　オペレーション・ブレッシング／アカプルコ（メキシコ）発

9月中旬に、熱帯暴風雨と広範囲の洪水がメキシコを襲いました。オペレーション・ブレッシング・インターナショナル（OBI）のチームは、その直後から、特に被害が大きかった地域の被災者に緊急救援物資を届けています。

アカプルコでは、2台の移動式キッチンを設置して住民に温かい食べ物を提供するほか、被災した家族に緊急救援物資や食料品を配布しています。また、ウォーター・ミッションズ・インターナショナル（発展途上国や紛争地域の水質改善と衛生問題に取り組むNPO）の協力やメキシコ軍の支援を受けて、被害の大きかった自治体に1日数千リットルの水を浄化できる浄水ユニットを4台設置しました。

OBIのスコット・ヒル南米地域事務局長は、現時点での最大の懸念は健康問題だと言います。今回の水害で、多くの井戸が汚染されてしまったからです。OBIは、病院、教会、診療所に配布するための浄水用塩素化合物を製造する装置も設置しようとしています。

後片付けとがれきの除去に追われる住民を手伝うためのボランティアの手配も進めています。