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コンゴの戦災孤児の保護

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長年にわたり全土で部族間の紛争が続いているコンゴ民主共和国では、両親を失ったり、捨てられたり、最悪の方法で傷つけられたりした少女たちが、ジャングルの中で息を潜めています。その数は数百人にのぼります。幼いネッサやシャンタルもそうでした。

つい最近、Operation Blessing International(OBI)はある提携組織とともに傷ついた少女を29人救出し、ダイナ・センターまで車で送り届けました。ここは、コンゴ民主共和国の孤児たちに安全と希望を提供するシェルターです。

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ジャングルから救出された孤児たちにとって、ダイナ・センターは、安全に眠り、食事をし、治療を受け、学ぶことができる“我が家”です。今は150人の少女が保護されていて、その中には幼児も大勢含まれています。どの少女も、武装勢力の兵士による虐待を受けてきました。OBIは、彼女たちが安全に暮らせる環境の整備に協力しています。

OBIはダイナ・センターを増築して、食堂と台所と浴室を作りました。ほとんどの孤児が、センターに来るまではジャングルで眠り、ボロをまとっていましたが、今ではマットレスの上で眠り、きちんとした身なりをしています。

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保護された少女の多くは傷を負っていました。体に傷のある少女もいれば、心が傷ついた少女もいます。ダイナ・センターでは、医療とカウンセリングにより、彼女たちの傷を可能なかぎり癒そうとしています。

質素ではありますが、清潔で安全なこのセンターで、少女たちは元気に暮らしています。彼女たちは踊ったり歌ったりして、ゆっくりと傷を癒しています。

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彼女たちはここで、生まれてはじめて勉強する機会を得ました。ダイナ・センターでは、裁縫や料理など生活に必要な技能を身につけるだけでなく、将来、生計を立てるのに役立つ手仕事も学ぶことができます。

少女たちは今、辛い過去を忘れて健やかに生きようとしています。

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