【北ケニア】パンだけにあらず-干ばつ×新型コロナウイルスから救われたネンパソと子ども達
ネンパソ夫人が、毎晩、彼女の5人の子供たちに、コップ1杯の水だけを食事に出して寝付かせた時期がありました。今では、支援者たちの愛で実現した、ケニアの飢餓救済で、満腹の状態で、子供たちを寝付かせることができます。
かつては活気があり、希望に満ちた女性であったネンパソは、災害が彼女の人生を狂わし始めた時に、悲しそうに見ていました。まず第一に、新型コロナウイルス感染症が、北ケニアの小さくて辺ぴな村であるアラパルの彼女のコミュニティーを襲いました。彼女および彼女の夫は、子供たちの世話をしながら、パンデミックの恐怖および不安に耐えましたが、彼らは異なる危機に直面しました。アラパルは、深刻な干ばつに襲われたのです。
数匹のヤギを飼っていたので、ネンパソの家族はミルクを売って、他の品物に交換して生活を支えていました。それから、干ばつで、彼らは飼っている家畜の大部分を失い、取引をするものが少なくなりました。食料および基本的な生活必需品を買うためだけに、ヤギを売ったりしました。
しかしながら、干ばつと新型コロナウィルスにより、マーケットが壊滅したため、ヤギを買う人がいなくなりました。「にっちもさっちもいかない時には、時々、私たちの子供たちが飢え死しないように、嫌々ながら、ヤギを殺して料理しました」と、ネンパソは説明しました。
飢える、ネンパソの家族
状況が切迫してきたので、ネンパソの家族は、しばしば水だけを飲んでしのぎました。「何も子供たちに食べさせるものがなかったので、子供たちに顔を向けることさえできない日があったのを覚えています」と、彼女は述べました。「私たちは、死んでしまう!と思いました。生き残る力を私たちに与えてくれるのは神しかいませんでした」。彼らの将来は絶望に満ちていました。
しかし、支援者の愛が届いたのです!オペレーション・ブレッシング・ケニアが、アラパルで起きた干ばつのことを聞き、支援者の親切心で可能な大事な救援物資を届けに、その村まで行きました。支援者たちの寛容だったおかげで、ネンパソおよび彼女の隣人たちは、この厳しい時期の間、生活が持ちこたえるように、飢餓救済物資、生活必需品などに恵まれました。
「皆さんが与えてくれた食料を見た時、私の家族を養ってくれたことに、神様に感謝しました」と、ネンパソは喜びました。「私の子供たちは、食料を見た時、自分たちの目がほとんど信じられませんでした。彼らは私に尋ねました。『お母さん、これらは全部私たちのものなの?』」。支援者たちの思いやりのある心に感謝します!支援者たちの愛のおかげで、困難な時期にも安らぎが与えられ、人生の大変な時期にも元気が与えられたのです。
2021年8月31日 現地報告 ローリン・ビッカーズ記者
Operation Blessingから届いた活動報告(翻訳)をご紹介しています。