最高のクリスマスプレゼント
12歳のエドゥアルドは、今年、最高のクリスマスプレゼントをもらいました。視力を取り戻すことができたのです。
彼はグアテマラのリビングストンという海沿いの小さな町に暮らしています。この年代の多くの少年と同じように、学校に通い、友達とサッカーをし、家では母親の家事のお手伝いをしていました。大人になったら学校の先生になって、家族に楽をさせてあげたいという大きな夢も持っていました。
けれども、明るい未来を夢見るエドゥアルドの毎日は、徐々に暗くなっていきました。目の病気にかかってしまったのです。明るい日中に外に出ると、まぶしさで目が痛み、頭も痛くなってきてしまうので、彼は外出できなくなりました。病気はどんどん進行していきました。そのまま放置していたら、彼の目は取り返しのつかないことになっていたでしょう。
「ものすごく痛かったんです」とエドゥアルドは言います。
エドゥアルドの母親のマリアは、水で湿らせた布を息子の目にあてて痛みをやわらげてあげていました。けれども、病気が悪化してくると、この方法では痛みをやわらげられなくなりました。地元の医師からは手術が必要だと言われましたが、その費用は貧しい彼女に工面できる金額ではありませんでした。
ある日、町で仕事をしていたマリアは、この地域に医師団がやってきて無料で目の手術をしてくれるという話を聞きつけきました。彼女は早速、エドゥアルドを診療所に連れていき、医師に診てもらったところ、幸運にも手術を受けられることになりました。手術の費用はオペレーション・ブレッシングが負担するので、一家の負担はありません。
話が決まってから2、3週間で、エドゥアルドは手術を受けることができました。家の中に閉じこもっていた彼の暮らしは、手術後、大きく変わりました。今日は、ついにサッカーをすることができました。もうどこも痛くありません。母親のための水汲みのお手伝いも再開しました。彼の前には明るい未来が待っています。
「手術費用を負担して息子を救ってくれたオペレーション・ブレッシングに心から感謝しています」とマリアは言います。「私にできなかったことを、皆さんが可能にしてくれました。それからもちろん、神様とお医者様にも感謝しています」。
オペレーション・ブレッシングがグアテマラで展開する「光プロジェクト」は、白内障などの眼科疾患に苦しむ貧しい人々が視力を取り戻せるように、無料で手術を行っています。