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【福島:心のケア】震災からまもなく5年―福島県南相馬市の今

震災からまもなく5年―福島県南相馬市の今

福島県南相馬市の牛越仮設住宅第4集会所に、「心のケア活動」でお伺いしました。天候にも恵まれ、普段よりも多くの住民の方々が集会所に集まってくださいました。

震災からまもなく5年―福島県南相馬市の今

震災からまもなく5年―福島県南相馬市の今

今回は、羊毛フェルトを使ったオリジナルランチョンマットを作ります。近頃春を感じる機会が多くなったこともあり、参加者の皆さんは布地に思い思いの花を咲かせていきました。作っている時は終始和やか雰囲気で、「最近見なかったけど元気にしてる?」「だいぶ温かくなってきたけどまだまだ寒いわね」など、自然と会話も弾みます。
1時間半後。何色ものフェルトを使って見事なグラデーションの花を完成させた方や、鮮やかチューリップの花を大胆に表現した方など、初心者とは思えないような完成溢れる作品が出来上がりました。

震災からまもなく5年―福島県南相馬市の今

震災からまもなく5年。国は先月19日、原発事故に伴う福島県南相馬市の「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」を4月中に解除する方針を示しました。しかし、隣接する帰還困難区域は依然として放射線量が高く、住民の方々の不安は消えません。国が開いた懇談会では、放射線量は年20ミリシーベルト(避難指示解除の基準値)を下回っており、健康に影響する水準ではないと発表されました。しかし住民の方の話では、側溝や風の吹き溜まりになるような場所では線量が基準値よりも高い場所があったそうです。

正式に制限が解除されるかどうかは、その時にならないとわかりません。南相馬市の牛越仮設住宅にお住いの皆さんは、そのような先の見えない未来と向き合いながら生活しています。今回参加してくださった皆さんも、見通しのつかない息苦しさと日々闘っています。

オペレーション・ブレッシング・ジャパンの「たのむすくらぶ」では、一人でも多くの方に楽しみや心の安らぎを提供し、明るい明日を思い描くことができるように、今後とも福島の地で活動を続けてまいります。

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