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【こころの解放】第二部 第1章 サタンの嫌がらせ

こころの解放
[イメージ]

「人の心が否定的で落胆に満ちた思考でいっぱいになって、それを頭から追い出せない状態になると、より一層の断罪する考えや提案がその人の思考の中に潜り込みやすくなります。うつ病の人は、邪悪な出どころからくる偽りや断罪、曲解の侵入を検知できず、その考えは自分自身のものだと思い込んでしまいます。潜り込まされた考えはうつ病の苦痛を深刻化させようとし、被害者を支援的な友人やカウンセラー、そして何よりもまず神から引き離そうとします。集中力がうつ病によって損なわれると、”すべてのはかりごとをとりこに”(第二コリント10:5)し、暗い考えの侵入をブロックすることが難しくなってしまうのです。」

このように語る精神衛生の医師 グラント・マレン医学博士は、医学的治療と霊的な解放、心の傷の癒やしをともに働かせる、両側面からの効果的な方法を説明しています。

→【こころの解放】第一部まとめ はこちら

【こころの解放】第二部 サタンの嫌がらせ

「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています」(第一ペトロ5章8節)

うつ病の苦痛が深刻化した状態は、ドアも窓もなく、壁が穴だらけの家を持っているようなものです。家の中は常に吹き寄せてくるほこりや瓦礫でいっぱいです。家の中をきれいにしておくことは不可能です。人の心が空回りして取り散らかっている時、自分に向かってくる邪悪で不穏な考えに対する防御力が非常にわずかになってしまいます。これらの考えはただ「吹き込んで」きて、家の中を埋めていきます。守りの乏しい心には、特に神から引き離そうとするような類の不要な否定的考えが大量に蓄積していくのです。

人がうつ病から回復する時は、すべての穴に不要な考えを締め出すためのドアや窓ガラスをはめていくようなものです。これによって、思考のコントロールが修復され、邪悪な出どころからくるあらゆる考えがすばやく感知され、排出されていくようになります。入口がコントロールされ、監視されているので、心は清潔に保たれます。

私の経験では、こころの解放のプロセスの第一歩は、今そこにあるうつ病を治療することです。
ほとんどの抑うつ状態の疾患は、「物理的な脳内化学物質の不均衡」が原因です。
思考コントロールと集中力が修復されれば、キリスト者はサタンに対して権威をふるうことができるので、彼は逃げ去ります。

幅広い治療プランの中に投薬治療を組み込む方法を提示することによって、クリスチャンの医師として、私は投薬に対する白眼視を取り除きたいと願っています。

マレン博士は身体と精神、そして霊に対する処方箋を提供しています。
心の問題についてあからさまに口にすることをためらわれている世の中。その問題を避けて通り、口にすることも憚れます。しかし私たちの心がダメージを受ければ、知性や意思が可能なはずの機能を果たすことができなくなります。それでは安定した人生を築くことは難しくなります。

著書では、男女や年齢、遺伝、クリスチャンなど、その思考パターンを推し量り、背景にある条件や社会的背景を具体的数字とともに紹介しています。

今まさに思考・気分・感情をコントロールするのに苦労している方、現状の苦しみを抜け出すために何をすればよいか分からない方はぜひ、詳細を手に取り効果的なプログラムを実行してみてください。


book-001詳しくは著書「こころの解放」をご覧ください。
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次回は、”私は本当に戦いの渦中にいるのか”を見ていきましょう。