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【こころの解放】第一部まとめ
「私たちのコミュニティは、人生の苦難への答えを求めている傷ついた人々でいっぱいです。彼らの多くが治療を要する気分障害を患っています。
友達や牧師が『うつ病は弱さや信仰の足りなさのしるしだ』と言い放つとき、彼らは深く傷つきます。糖尿病の人が『身なりをきちんとして、インシュリンを使うのをやめなさい』と言われること以上に、うつ病の人が『正気を取り戻せ』と言われるようなことは、あってはならないのです。」
このように述べる精神衛生の医師 グラント・マレン医学博士は、医学的治療と霊的な解放、心の傷の癒やしをともに働かせる、両側面からの効果的な方法を説明しています。ここではその著書の中から少しずつ抜粋しご紹介していきます。
第1部-心を束縛する身体的要因 第一部まとめ
「あなたは私のために、嘆きを踊りに変えてくださいました。あなたは私の荒布を解き、喜びを私に着せてくださいました」(詩篇30篇11節)
うつ病や気分障害、不安障害、注意欠陥障害をもつ人々は、自分でコントロールできない状態にとらわれており、どうすることもできずにいるのだということを、多くの一般人に知ってもらうことが大切です。こうした人々に対して、もっと霊的になるとか賛美のCDを聞くとか(これは回復のプロセスになりますが、解決にはなりません)いうことで問題を乗り越える方法を、軽々しく簡単に言わないようにしてください。それはうつ病の人が既に苦しんでいる罪悪感と恥の重荷を更に悪化させるだけです。
こうした人々の多くは投薬によって効果的な治療を受け、正常で生産的な生活に戻ることができるのです。これらはとてもよくある、治療可能な身体的疾患であって、何も落ち度がなくても誰にでも起こり得るものだということを、クリスチャンは知っておかなければなりません。多くの人が、うつ病や他の気分障害によって不必要に苦しんでいます。彼らはそれに対する治療があるということと、クリスチャンにも受け入れられるということがわからずにいます。公衆教育によって、より多くのうつ病の人が「自分には治療が必要だ」ということに気づき、彼らが自分自身を「社会ののけ者だ」などと考えずに済むようになるのです。気分障害を持つ人々は、その問題に気づいて助けを求めるために、励ましを受ける必要があります。
マレン博士は身体と精神、そして霊に対する処方箋を提供しています。
心の問題についてあからさまに口にすることをためらわれている世の中。その問題を避けて通り、口にすることも憚れます。しかし私たちの心がダメージを受ければ、知性や意思が可能なはずの機能を果たすことができなくなります。それでは安定した人生を築くことは難しくなります。
著書では、男女や年齢、遺伝、クリスチャンなど、その思考パターンを推し量り、背景にある条件や社会的背景を具体的数字とともに紹介しています。
今まさに思考・気分・感情をコントロールするのに苦労している方、現状の苦しみを抜け出すために何をすればよいか分からない方はぜひ、詳細を手に取り効果的なプログラムを実行してみてください。
詳しくは著書「こころの解放」をご覧ください。
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第二部では、心の束縛の二つ目の鎖の環である「サタンの嫌がらせ」について見ていきましょう。