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【こころの解放⑩】薬を飲まなきゃダメですか?

薬を飲まなきゃダメですか?
[イメージ]

うつ病は病気ですから、患者が自分一人で戦うことはできないと悟ることが大切です。願ってもどこかに追い払うことはできません。糖尿病の治療にインシュリンが使われるように、その不均衡を正すには特定の投薬治療が必要なのです。

患者さんにとって、最も重要な第一歩は診断を受け入れ、治療に同意することです。投薬治療によって、化学作用による軽度のうつ病すらクリアできるのですから、治療を始めるのにその人が自殺傾向を持つほど悪化するまで待つ必要などありません。

精神衛生の医師 グラント・マレン医学博士は、医学的治療と霊的な解放、心の傷の癒やしをともに働かせる、両側面からの効果的な方法を説明しています。ここではその著書の中から少しずつ抜粋しご紹介していきます。

→「第9章-思い煩いが止まらない」はこちら

第1部-心を束縛する身体的要因 第10章-薬を飲まなきゃダメですか?(10/13)

「私は切なる思いで主を待ち望んだ。主は私のほうに身を傾け、私の叫びを聞き、私を滅びの穴から、泥沼から、引き上げてくださった。そして私の足を巌の上に置き、私の歩みを確かにされた。主は、私の口に、新しい歌、われらの神への賛美を授けられた。多くの者は見、そして恐れ、主に信頼しよう」(詩篇40篇1-3節)

【病気なのだから、治療しよう】
気分障害の投薬治療は主に、セロトニンという神経伝達物質を正常なバランスに戻すことに劇的な効果がある薬を使用します。うつ病に対しては抗うつ薬として知られる40種類近い薬があります。どの人に対してどの薬が効くのかを、事前に知ることはできません。自分に合った薬に出会うまで6ヶ月から8ヶ月かかることもあります。

【コーヒーを飲んじゃいけないだって?】
カフェインは抑うつ薬や気分安定薬の働きを直接的に阻害します。カフェインなどの刺激物は、投薬に対して直接的に逆らう作用をします。カフェインは、鎮痛薬、コーヒー、紅茶、ソフトドリンクなどさまざまな製品に含まれています。

適切な治療と支えてくれる家族、教会によって、うつ病の患者さんたちは自分の思考全体と行動をコントロールでき、リラックスして治療に集中できるようになるのです。

マレン博士は身体と精神、そして霊に対する処方箋を提供しています。
心の問題についてあからさまに口にすることをためらわれている世の中。その問題を避けて通り、口にすることも憚れます。しかし私たちの心がダメージを受ければ、知性や意思が可能なはずの機能を果たすことができなくなります。それでは安定した人生を築くことは難しくなります。

著書では、男女や年齢、遺伝、クリスチャンなど、その思考パターンを推し量り、背景にある条件や社会的背景を具体的数字とともに紹介しています。

今まさに思考・気分・感情をコントロールするのに苦労している方、現状の苦しみを抜け出すために何をすればよいか分からない方はぜひ、詳細を手に取り効果的なプログラムを実行してみてください。


book-001詳しくは著書「こころの解放」をご覧ください。
こちらからご購入いただくこともできます:【DVD・書籍案内】こころの解放/グラントマレン


次回【第11章では「なぜクリスチャンの治療はそんなにも難しいのか」】についてみていきましょう。