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【こころの解放⑦】「最高の気分」になるのがまずい理由

うつ病がクリスチャンに及ぼす影響
[イメージ]

うつ病は、気分障害の最も一般的な形態です。

双極性障害は、その次によく見られるものです。深い抑うつ状態から極端な幸福感、多幸感、躁状態まで、幅広い気分の変動によって定義づけられます。

双極性気分障害をもつ人たちは、自分を苦しめ混乱させる考えからの自己治療の方法として、違法薬物やアルコールの乱用に走りやすい傾向を持っています。

精神衛生の医師 グラント・マレン医学博士は、医学的治療と霊的な解放、心の傷の癒やしをともに働かせる、両側面からの効果的な方法を説明しています。ここではその著書の中から少しずつ抜粋しご紹介していきます。

→「第6章-うつ病がクリスチャンに及ぼす影響」はこちら

第1部-心を束縛する身体的要因 第7章-「最高の気分」になるのがまずい理由(7/13)

双極性うつ病の通例の発症時期は、思春期の後半や二十代初めとされ、他の気分障害と同じくらいです。普通は症状が現れるまでわかりませんが、平均して十年くらいです。通常は診断に先立つ数年間に、顕著ないら立ちを伴って、何をしでかすか予測不可能な精神状態と振る舞いが起こります。

躁状態の期間、患者は絶え間ない奔流からあふれ出るような活気に満ちた言葉で、ユーモアとウィットを散りばめつつ、声高かつ過剰にしゃべったりします。気が散りやすく、話題を次々に変え、一つの考えをまとめることが全くできなくなり、何かしらの課題や仕事に傾倒しすぎるようになります。

双極性の気分変動は容易に重症化しやすいので、彼らは「精神病」と言われる状態に滑り落ちていきます。これについては次の「統合失調性疾患」の章で詳しくご説明します。

マレン博士は身体と精神、そして霊に対する処方箋を提供しています。
心の問題についてあからさまに口にすることをためらわれている世の中。その問題を避けて通り、口にすることも憚れます。しかし私たちの心がダメージを受ければ、知性や意思が可能なはずの機能を果たすことができなくなります。それでは安定した人生を築くことは難しくなります。

著書では、男女や年齢、遺伝、クリスチャンなど、その思考パターンを推し量り、背景にある条件や社会的背景を具体的数字とともに紹介しています。

今まさに思考・気分・感情をコントロールするのに苦労している方、現状の苦しみを抜け出すために何をすればよいか分からない方はぜひ、詳細を手に取り効果的なプログラムを実行してみてください。


book-001詳しくは著書「こころの解放」をご覧ください。
こちらからご購入いただくこともできます:【DVD・書籍案内】こころの解放/グラントマレン


次回【第8章 現実があまりにも遠く感じられる時】では、統合失調症について説明していきます。