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【福島:子ども支援】コロナ禍3回目の夏休み特別お預かりが終了しました

いつも応援ありがとうござます。福島復興支援チームです。

7月21日~8月19日までの約3週間(お盆休みを除く)に渡って実施した学童の夏休み特別お預かりが、今年も無事終了いたしました。子どもたちにとっては3回目となるコロナ禍での夏休み。
様々な制限がありつつも、「最高の思い出と新しい出会いの場所をつくりたい」というスタッフの想いが結集し、地域住民の方にご協力を頂いて多様なプログラムを提供することができました。

たくさんの「発見」に出会い、年齢も学区も違う生徒同士で交流を深めた、夏休み特別お預かりの一コマをご紹介します。

ぬいぐるみを使ったストレスケアワークショップ

度重なる地震で怖い思いをしたり、傷ついたりしている子どもたちの心を癒す、ぬいぐるみを活用したストレスケアワークショップを開催。
看護士でありタッチケアセラピストの山中弓子さんリードのもと、子どもたちがそれぞれ選んだぬいぐるみをぎゅーっと抱きしめて、心やからだをほぐす時間を持ちました。
2022夏休み特別お預かり ブレッシングクラブ2022夏休み特別お預かり ブレッシングクラブ

臨床美術の造形教室

子どもの感性教育に大きな効果が期待できる「臨床美術」。今回はいつもご協力いただいている臨床美術士・小野寺良枝先生監修のもと、「私だけの夢の熱帯魚」をテーマに2年ぶりの造形教室を開きました。
臨床美術は、「上手い下手」は関係ないこと、そして自由な表現を通して感性の目覚めや心の解放を促すことが大きな特徴となっています。
作品が完成すると、小野寺先生が一人ひとりの作品を手に取り、作者の子どもたちの感性の素晴らしさについてコメントしてくださいました。
照れくさそうな、でも褒められてとてもうれしそうな子どもたちの姿がとても印象に残りました。
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手作りスコーンをつくろう!クッキングタイム

南相馬市内で「心も身体も元気に」をモットーにスコーンを焼いておられるwaccaさんによる、お菓子作りワークショップの様子。
普段はあまり料理する機会のない子どもたちは、材料を混ぜたりこねたりする作業に没頭し、試行錯誤しながらみんなで美味しいスコーンを焼き上げました。みんなで食べると、美味しさも倍増です!
2022夏休み特別お預かり ブレッシングクラブ

サーブキッズ(キッズハートケアプログラム)

市内在住の黒川牧師夫妻による、一時間たっぷりの全力ダンス、賛美、ゲームを満喫!聖書の時間には、この世界の誕生である「天地創造」について学びました。
地球は太陽からの距離がほどよく離れており、水蒸気や炭酸ガスといった温室効果ガスの影響もあって、表面温度が最適な状態に保たれていること、これ以上ほんの少し近かったり遠かったりすると、人間は生きていけないことを知った子どもたち。この地球、そして宇宙を創造された神様に、喜びと感謝の心を持つ時間となりました。
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最終日 夏祭り

お預かり最終日は、水鉄砲の的当てゲームやお菓子すくいで大盛り上がり!
コロナによって楽しみにしていたイベントや行事が中止になったこともあり、時間を忘れて遊びに熱中した一日となりました。
2022夏休み特別お預かり ブレッシングクラブ2022夏休み特別お預かり ブレッシングクラブ
今回の特別お預かり終了後のアンケートでは、保護者の方から「親子で安心して過ごせる居場所ができた」といったうれしいお声を多数いただきました。
私たちの学童保育は、単に子どもたちを預かるのではなく、時に子育ての悩みや生活の困りごとの相談に乗る保護者とのかかわりの時間も大切にしています。「悩みを聴いてくれる場所がある」という安心感が、子どもたちの健やかな成長を支え、子育てに悩む保護者も孤立しないセーフティーネットに繋がっています。

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