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【熊本地震から5年】これからの大災害に備えて

【熊本大分地震1年】あの日、緊急支援支援の現場から2度の震度7を観測し、災害関連死を含め276人が死亡した熊本地震から、来週で5年になります。
熊本地震は、観測史上初めて震度7が2度同じ場所で観測され、益城町内を中心に九州の広範囲で大きな被害を及ぼしました。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンでは、発災後すぐ益城町を中心に災害支援活動を展開。現地スタッフを雇用し、物資の運搬やボランティアの移動を支援しながら、被災者の自宅片付け支援 210世帯以上、引越し支援 92世帯以上、被災家屋の屋根のブルーシート掛け支援 56世帯を行いました。


今後の大規模災害に備えた取り組み

オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、スピード重視の緊急災害支援を継続しながら、10年間の活動を通して培った経験を活かし、市民の力で困っている人を助ける仕組み「市民ソーシャルワーク」、それを担う「市民ソーシャルワーカー」を育成するプロジェクトを進めていきます。

私たちは緊急災害支援を行う中で、地域から孤立していて身近に助けを求められる人がいない、誰に助けを求めたらいいかわからないという方々をたくさん見てきました。人を孤立させないために必要なのは「つながる」ことであり、それも平時からのかかわりが重要です。
見過ごされがちですが、どんな場所にも高齢者や障がい者、日本語がわからない外国籍の方など、災害弱者と呼ばれる方が多く存在します。私たちは、ひとりでも多くの方が身近に助けが必要な人がいるということに気づき、発信するようになれば、災害現場が劇的に変化します。
協力者を増やし、災害に負けない地域ぐるみのネットワークを育てることが私たちの課題であり、今後10年へ向けた新しい取り組みです。

▼市民ソーシャルワーカー育成プロジェクト設立背景はこちら

▼市民ソーシャルワークの紹介動画


オペレーション・ブレッシング・ジャパンはこれからも歩みを止めることなく、防災力向上のための平時の連携体制づくりや被災地のコミュニティ支援を強化して参ります。
これからも皆様のご支援をどうぞよろしくお願い致します。

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