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【秋田大雨】”私たちは立ち止まりません、励まし合い変化していきます。”~112人を預かる保育園

7月15日に発生の大雨・洪水被害から約1カ月、床や壁の解体作業、消毒が終わり、地域の災害ゴミはまだ少し残っているものの、確実に減ってきています。緊急支援を実施した保育園より近況をお知らせいただきました。

気力体力を奪うような日々の暑さの中、被災した保護者の方、保育園の周りの方々、また復旧作業してくださっている作業員の方々にも支援物資をお配りし、大変喜ばれているとのこと。支援物資を手にしたおばあちゃんは「本当にありがたい」とおっしゃっていたそうです。

こばと保育園

「2トントラックで支援物資を運んでくださった皆さんの笑顔がとても印象的で力になりました。お日様パワーでしたね!」と書かれたメッセージに、私たちもとても励まされました。秋田支援のために物資のご提供やご寄付、暑い中の物資積み込みなどにご協力、ご支援くださった皆様に感謝申し上げます。

たくさんのパックご飯とレトルトカレーは、調理室が使えない中の給食として大活躍

「どんな時でも子ども達はカレーが大好きですね。まだ分散保育生活は続くので(園が使えず、近隣施設を借りて行っています)、その間何回かまたカレーライスを提供する予定です。」
と、その様子をいただきましたのでご覧ください↓

久しぶりの温かいお昼ごはん!

パックご飯

パックのお米やカレーはは大鍋で温めて提供することに。

コミセンの調理場をお借りしてレトルトカレーやお米を温めました。
カレーは子ども達が大好きなのですが、人数が人数なので温めるための場所を確保するのが大変でした。
みんなで同じものを食べられる喜びは久しぶりです。

こうして温めたカレーは、分散保育をして離れたところ(小学校)にいる子ども達の所まで運びます。

3、4歳児の子ども達は小学校の教室の床にレジャーシートを敷いて食べました。
先生たちが一生懸命盛り付けます。
久しぶりに温かいお昼ご飯を食べた子ども達です。
容器はお家から持ってきてもらいました。子ども達はピクニック気分だったようです。いつもと違う刺激があるのって大事ですね。

こばと保育園 カレー給食

5歳児クラスの子ども達は教室の机を使用してカレーライスを食べました。
保育園の子ども達は小学校を使わせてもらう時にとっても難儀していたのが「内ズック」の問題でした。何しろ保育園ははだし保育です。
それでもあと半年後には小学生になる年長さん。靴を履いたままのランチもいつもと違う刺激です。

今回は河川の氾濫にくわえ、大雨のために下水処理能力が追い付かずに起きた内水氾濫と言われています。これは川から離れている地域でも浸水が起こる可能性があることを示唆しています。太平川に近いこばと保育園でもこれほどの被害は初めてのことでしたが、当時は園長先生はじめ、職員の皆さんの機転の利いた対応で子ども達を無事、帰宅させることができたのだそうです。

被災後は112人の保育場所確保に奔走し、臨時場所での保育業務と並行しての復旧作業・・・まだまだ気の休まることはありませんが、保育園は園児家庭の生活再建にとっても重要な役割を担っています。

「私たちは立ち止まりません。いつも変化の中にいます。今回の水害でなくしたものもありますが、地域とともに励まし合いながら協力し合いながらちょっとずつ変化していきます。そのなかに感謝の気持ちと笑顔を忘れずに持っていようと思います。」
このように話す先生や園のために、その先にあるご家庭や地域の方々のために、引き続き関心をお寄せいただき、お祈りをご支援をよろしくお願いいたします。


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