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イベント開催レポート~クリスマス・ギビング感想シェア会vo.2~

オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、昨年11/1-12/24にかけて、全国12道府県のパートナー・教会を通じて単身高齢者世帯やひとり親世帯にクリスマスギフトをお届けするつながり支援「クリスマスギビング・キャンペーン」を実施しました。
このたび2月10日(金)、その協働者と教会関係者の方々を招いて感謝と成果報告を行う、「クリスマス・ギビング感想シェア会」をオンライン開催し、16名の参加者の方々が参加してくださいました。

今回は、イベント後半でご紹介したウクライナ避難民の方々へのクリスマス・ギビングの働きについてご紹介いたします。
第一回目のイベントリポートは、こちらの記事をぜひご覧ください!

クリスマス・ギビングの輪は、日本へ避難しているウクライナの方々へも広がりました。
沖縄へ家族と一緒に避難している宣教師ナディアさんとOBJがつながることができ、福井県、福岡県、大分県、鹿児島県の70名余の方々へギフトのお届けが実現したのです。ウクライナの方々が受け取ったのは、通常のクリスマスギフトに加え、多くの要望があった生活用品やオランダから取り寄せたウクライナ語聖書、ルビ入日本語聖書です。
イベント内で、その実際にギフトが手渡されている動画リポートを皆で視聴し、今も困難の中にいるウクライナの人々に希望が届けられた喜びを分かち合いました。

オンラインイベント開催レポート~クリスマス・ギビング感想シェア会vo.2~
オンラインイベント開催レポート~クリスマス・ギビング感想シェア会vo.2~

続いて、沖縄からナディヤさんがゲストスピーカーとして参加し、九州で避難生活を送るウクライナの人々の現状と、祈り課題を共有してくださいました。
ロシア侵攻からまもなく1年ですが、戦争は終わる兆しがほとんど見えていません。
いつ故郷に戻れるかわからない避難民が直面している現実を、ナディヤさんは次のように話しています。

「異国で避難生活を続ける人々の困難は、年代や生活環境によって異なるが、やはり言葉の壁が大きい。
物質的には必要が満たされていても、言葉が通じないことによって思いを共有することができず、孤立状態になってしまう。
ウクライナの人々が孤立することがないように、続けて自分にできることをしていきたい。
ウクライナを覚えてこうして声を私たちの声を拾ってくれるOBJの働きに感謝してます。」

オンラインイベント開催レポート~クリスマス・ギビング感想シェア会vo.2~

最後に、現在もウクライナで続けられているオペレーション・ブレッシングの支援活動を紹介。
ウクライナ軍とロシア軍の衝突が続く東部ドネツク州では、高齢や病気などで国外への避難ができない市民が取り残され、電力インフラの攻撃によって厳しい寒さに耐えながらの生活を送っていました。
オペレーション・ブレッシングは、固形燃料練炭と薪ストーブを同州のトレツク地区78世帯を提供する越冬支援を実施しました。
また、多くの食品会社が特定の地域の配送を中止し、国内で避難生活を送る市民が食糧不足に陥っていることを受けて、クラクフ―プ唯一の食糧供給源となっているベーカリーへの支援も同時に行っています。ミサイルや砲撃の危険に常にさらされているため、多くの商店が地域から撤退してしまった今、このベーカリーが避難民の方々の生きる希望に繋がっているのです。この支援により、新しい配送車を仕入れ、さらに離れた地区へと配達ができるようになりました。
ウクライナの人々の命を繋ぐベーカリーを通じた食糧支援を継続していく予定です。

オンラインイベント開催レポート~クリスマス・ギビング感想シェア会vo.2~
オンラインイベント開催レポート~クリスマス・ギビング感想シェア会vo.2~

イベントの最後には、参加者全員と共に祈りを捧げました。
一日も早くウクライナに平和がもたらされるように。今も終わりの見えない避難生活を送る人々に平安と日常がもたらされるように。
そして日本中のクリスチャン・教会が立ち上がり、「隣人を自分のように愛する」その愛が地域一帯に広がっていくように。
母国語であるウクライナ語でナディヤさんが祈りを捧げた時は、言葉の意味はわからなくとも、同じ志を持つ燃えるような想いが伝わってきました。

オペレーション・ブレッシングは、継続してウクライナでの人道支援活動を実施しています。
長引く戦争のなかで疲弊しているウクライナの人々の心身が強められ、これからも十分な必要が満たされるようにお祈りください。
また、ウクライナ支援への寄付のご協力もどうぞよろしくお願い致します。


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