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桂島でのメガネクリニック

blog_110419_01 宮城県塩竈市ー今日から塩竈市の島部でメガネクリニックを実施します。浦戸諸島の三つの島に今日は行きました。塩釜港をディーゼル式フェリーに乗って出発し、少々荒れた海を走り桂島に到着しました。桂島は諸島の中で最も大きく、6.4kmほど海岸から離れています。島に到着したとき、私たちは親しげに名前を呼ばれました。それは、漁協組合の千葉さんと私たちが丘の上にある中学校の避難センターに荷物を運んだときに手伝ってくれた男性でした。避難センターまでの道のりは津波によって荒されていました。家の残骸や海藻が巻き散らかされ、道ばたにごちゃごちゃと積み重なっていました。
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メガネクリニックに来た、海藻養殖をしている内海さんという方がいました。やはり津波で家を失った方でした。家が以前建っていた所を見せてくれ、家はどこに行ってしまったのかと聞くと海の方を指しました。海のどこかだと彼は言い、もう見つからないだろうという事でした。内海さんは15m離れた場所に持って行かれた海藻加工機と業務用冷蔵庫が逆方向に9m動かされているのを見せてくださいました。
明日は野々島でメガネクリニックを開催します。

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今日の他の活動:正式に塩竃市長に20台の業務用発電機を届けました。これらは塩竈市の一部である浦戸諸島で使われる予定です。塩竈市と浦戸諸島を代表して佐藤昭市長が感謝の言葉をくださいました。今現在、これらの発電機は島へ持って行くために準備されており、避難所、自宅、それから漁業関係に使われる予定です。島の漁師さんのほとんどが家をなくし、二度と漁ができないと思っていた矢先に希望を取り戻してくれたオペレーション・ブレッシングに感謝だとおっしゃってくださいました。私たちはこれからも島の方々が生活を取り戻せるよう尽くして行く事を誓います。

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