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原発事故で長引く仮設住宅での暮らし

原発事故で長引く仮設住宅での暮らし

福島県、南相馬市牛越第3仮設でのハンドマッサージ。
お母さんはここ数日体調を崩していたのにわざわざ来てくれました。
手を握ってマッサージを始めると自然に視線が手にいきます。
「今まで頑張ってきた手だけど、今は何も出来なくて情けないねぇ。」

原発事故で長引く仮設住宅での暮らし

このお母さんはこれまで南相馬市の小高地区で暮らしていました。
しかし東日本大震災とそれに伴う原発事故で退去避難を余儀なくされました。
原発の事故前までは本当に住みやすい場所だったそうです。
「帰りたいけど、もう不便な所に変わり果ててしまったよ。」

これまでの生活から突然に引き離され、仮設住宅での生活ももう4年になります。
「狭くていろんな音が部屋に響くから、体調が良い時はできるだけ外に出るのよ。でも、体調が悪い時は外に出られないから辛いね。」 そう言って深く息をつきました。

話に耳を傾けながらハンドマッサージを続けていると
「ありがとう。これまで頑張ってくることができたのは主人や、周りに助けてくれる方がいたからだね。」と笑顔を向けてくれたのでした。

■東日本大震災 心のケア 支援の窓口
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