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【福島:心ケア】遊び友だちになって―過疎化が進む地で【福島県南相馬市】

2015年7月17日(金)
今回で3度目の訪問となる太田生涯学習センター。
すっかり顔なじみとなった子どもたちが元気な笑顔で迎えてくれました。

【福島:心のケア】遊び友だちになって―過疎化が進む地で【福島県南相馬市】

【福島:心のケア】遊び友だちになって―過疎化が進む地で【福島県南相馬市】

ここ福島県南相馬市の太田地区は、原発20km圏内に位置しています。
震災をきっかけに、以前から抱えていた過疎化の問題がさらに加速化し
子を持つ若い世代や働き盛りの世代の多くが県外へと移住しました。
そんな地元の状況の大きな変化を、子どもの姿を通して痛感している方がいらっしゃいました。

いつもイベントに参加してくれるYちゃんに、必ず付き添いで来てくださるおばあちゃんです。
Yちゃんはとても明るく元気な子で、お友達と遊ぶのが大好きな子でした。

お家にお友達を呼んでお泊り会をしたり、庭で鬼ごっこなどをして楽しく生活を送っていました。
しかし震災後、近所のお友達が次々と県外へ避難してしまい、いつの間にか一人で遊ぶことが多くなっていきました。
以前のように外で元気に走り回って遊ぶことは少なくなり、家で折り紙をしたり、工作をして過ごすことが多くなりました。
そんなYちゃんの寂しそうな姿が、祖母として心の痛みになっています。

【福島:心のケア】遊び友だちになって―過疎化が進む地で【福島県南相馬市】

【福島:心のケア】遊び友だちになって―過疎化が進む地で【福島県南相馬市】

【福島:心のケア】遊び友だちになって―過疎化が進む地で【福島県南相馬市】

現在月1回行われるオペレーション・ブレッシング・ジャパンの「あとりえほーぷ」をとても楽しみにしているYちゃん。
震災によって仲の良い友達と遊ぶ機会を失ってしまいましたが
「あとりえほーぷ」を通して「みんなで遊ぶ」ことの楽しさを取り戻しつつあります。
Yちゃんのおばあちゃんも、「前より表情が明るくなった」と彼女の変化を実感しています。

【福島:心のケア】遊び友だちになって―過疎化が進む地で【福島県南相馬市】

【福島:心のケア】遊び友だちになって―過疎化が進む地で【福島県南相馬市】

身体いっぱい遊び、一緒に遊んだ相手と笑い合うことで、子どもの心は健全に育まれます。
「あとりえほーぷ」では一緒に遊び、活動することを通して、福島の子どもたちに元気と笑顔を提供しています。

■東日本大震災 心のケア 支援の窓口
支援</p> <p>のお願い

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