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【福島:心のケア】あとりえほーぷで福島の子ども達に笑顔を 

「あとりえほーぷ」で福島の子ども達に笑顔を 

「あとりえほーぷ」で福島の子ども達に笑顔を 

2015年12月18日
子どもの心のケア活動「あとりえほーぷ」。
今回訪れたのは8回目の訪問となる太田生涯学習センターです。
ここ南相馬市太田地区は、原発事故で一部の地域が20キロ圏(旧警戒区域・現在も避難指示指定解除準備区域)に入り、震災直後はほぼ全住民が避難しました。
放射能への懸念や安定した仕事を求める住民は他県へと避難したため、深刻な過疎化が起きている地域です。

今回の工作のテーマは「オリジナルのクリスマスツリーを作ろう!」
松ぼっくりをモミの木に見立てて、ビーズやシール等を使い自分だけのクリスマスツリーを作りました。

「あとりえほーぷ」で福島の子ども達に笑顔を 

「あとりえほーぷ」で福島の子ども達に笑顔を 

工作中の子ども達の顔は真剣そのもの。
「白い色を使った方が、自分らしい気がして…」
そう言って完成した作品を見せてくれたのは、今回が2度目の参加となるSくん。
白い綿をいっぱい使って、素敵なツリーに仕上げました。

「可愛くできたよ!お菓子みたい!」
あとりえほーぷにいつも参加してくれるTちゃんも、自分の作品を嬉しそうに披露してくれました。
この子ども達の様子を見ていた保護者の方が、「今日も子ども達の笑顔が見れて、本当に良かったです」と声をかけて下さいました。

「あとりえほーぷ」で福島の子ども達に笑顔を 

震災から5年目を迎えた今、震災の恐怖によるストレスは時間とともに薄れていきますが、家族や友人関係の変化、住環境の変化によるストレスは、いまだに福島の子ども達を取り巻いています。
避難した人の6割がPTSDが見られるとの調査報告もあるように、自分の苦しい思いを誰にも話せず、自分自身の心の殻に閉じこもってしまう子どもがいます。
そんな子ども達が、少しでも元気になるために「あとりえほーぷ」では、自分の思いや考えをクラフトで表すことにより、子ども達の心身の開放や癒しに繋がることを目指しています。

「あとりえほーぷ」で福島の子ども達に笑顔を 

言葉では上手く表せない感情も、イメージすることで作品として表現することができます。
今回参加した子ども達も、自分の好きな物や興味のある物を作品の中に表現し、自分の将来の夢について語ってくれた子もいました。
これからの福島の未来を創る子ども達が、震災に負けず、心身共に健やかに成長できるよう、オペレーション・ブレッシング・ジャパンはこれからも活動を続けていきます。

■東日本大震災 支援の窓口
支援</p> <p>のお願い

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