【トルコ地震 動画リポート】長引く仮設テント生活 心の傷浮き彫りに~フェリスさん家族
トルコで発生した地震で避難を余儀なくされた何十万人もの人々の、復興の道が始まっています。それはとても困難な道のりです。
地震は約500kmに及ぶ廃墟となった建物と混乱した生活の痕跡を残しました。ハタイのドゥダクリスのような家族は、生活が一変しました。彼らは今、余震がいつ止むかを考えながらテントの中で暮らしています。
「地震前はパンや焼き菓子を作っていました。しかし残念なことに、震災後、仕事がなくなり、職場も倒壊してしまいました。」
フェリスはあらゆる種類のトルコの焼き菓子を作っていましたが、地震とその余波は、彼女の仕事、家族、子ども達に打撃を与えました。
「叔父の店も倒壊し、彼の遺体を自分たちで運び出さなければなりませんでした。とても悲惨な状況でした。子ども達の心は深く傷ついています。子ども達には教育が必要なので、それが一番心配です。」
オペレーション・ブレッシングの救援チームはフェリス一家を訪問し、必要とされる食料品を提供しながら、心的外傷後ストレスに苦しむ祖父を治療しました。
「皆さんの支援にとても感動しました。幸せな気持ちになりました。会いに来てくれてありがとうございます。私たちが一人ではないことを実感しました。」
フェリスの目標は、もう一度パンを焼くことです。最後にこのように語りました。
「パン作りを続けたいので、また来てください。たくさんご馳走します。機会があれば、ぜひ一度食べてほしいです。」
先の見通しが立たない非常に不安定な生活を強いられているなか、こうした家族の暮らしに寄り添った活動が、フェリスさんのようなご家族の心に希望の光を灯してます。
どうぞ引き続き被災者の方々のためにお祈りください。
トルコとシリアのすべての犠牲者に手が差し伸べられますように。
困難の中にいる人々の心と思いが落ち着き、必要なものが提供され、希望で満たされますように。
皆さまのご支援をよろしくお願いします。