【こころの解放 体験談】「心の病で悩む人を孤立させないコミュニティをつくりたい」セミナー参加者インタビュー
クリスチャン精神医師グラント・マレン博士の「こころの解放セミナー」開催を6月にひかえ、これまでに参加者の方からいただいた体験談をご紹介いたします。
今回は、以前オンラインでこころの解放セミナーに出席し、より深く精神の問題を学びたいと今回も参加の申し込みをされた加藤さん(仮名:福島県在住 60代女性)にインタビューさせていただきました。メンタルヘルスに関わるご自身のボランティアの体験もまじえながら、セミナーにかける想いについてお話を伺いました。ぜひご覧ください。
服薬管理など医療の面は訪問看護スタッフが担当しますが、私はお相手の傾聴に重点を置いた活動をしていました。
そこで感じたのが、心の病に対する理解が地域に根付いていないことと、周りから理解されないゆえに周囲からどんどん孤立してしまう人々がいるということです。数年前に日本に帰国しましたが、この状況は日本ではより深刻なように感じました。
精神疾患に対する理解を自分自身より深めながら、地域がもっと障がいや病気に開かれるお手伝いをしたくて、今回もまたセミナーに申し込ませていただきました。
そうした問題を未然に防ぐためには、心の悩みや葛藤を安心して打ち明けられるコミュニティが必要不可欠だと感じました。ある留学生は、私も参加していた現地の牧師による「日本語で聖書を読む会」が、精神的な拠り所になっていたらしいのです。
一対一の傾聴も大切ですが、精神的に追い詰められている人たちの孤立感をふせぐためには、心理的安全を感じられる仲間とのつながりが欠かせません。そうした心の病に関して理解のある開かれたコミュニティを、自分のまわりでも広げていけたらと願っています。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、人道支援だけではなくこうした「心の問題」にフォーカスしたセミナーを定期的に開催してくださるので、本当に感謝しています。支援活動をしている団体はたくさんありますが、心のケアに重点をおいたセミナーも実施しているところはなかなかありません。そうした意味で、今回も与えられた学びの機会に感謝しつつ、セミナー会場で新しい方々とお会いできるのも心から楽しみにしています。
加藤さん、インタビューにご協力いただきどうもありがとうございました!
マレン先生のこころの解放セミナーは、6月3日~17日、全国5カ所(東京、千葉、大阪、仙台、石狩)で開催いたします。
実際に心の問題で悩んでいる方、またそのご家族や支援にあたる方々のご参加を心よりお待ちしています。