地震で大切な家族を失った子どもたちへ ― あなたの支援が、ミャンマーに新たな希望を灯します
未曾有の大地震に見舞われたミャンマーでは、たくさんの命と暮らしが一瞬にして奪われました。
カイン ザー ウィンのように、家族を失い、取り残された子どもたちもいます。
しかし皆さまの思いやりの行動によって、オペレーション・ブレッシングは、彼らに希望と未来を運んでいます。
突然奪われた、かけがえのない日常
「家の下でほかの子たちと遊んでいたんです」
と、カインは当時を振り返ります。
「地震が始まったとき、私たちは外の広場に走って逃げました。まわりの大人たちも『逃げて!逃げて!』と叫んでいました」
最初、彼女は両親も無事だと信じていました。けれど、少しずつ届く情報と、ようやく繋がった電話の向こうから、悲しい現実を知らされました。
「コンクリートの壁が倒れる音を聞きました。その後、両親が働いていた建物が崩れてしまったと聞き、両親はその中にいて、亡くなったと…私は泣いて、泣いて、涙が止まりませんでした」
14歳のカインは両親を失い、突然7歳と1歳半の妹の世話をする立場になりました。
「学校も辞めなくてはいけませんでした。妹たちにはちゃんと勉強を続けてほしい。けれど、お金がなかったら食べるものさえなくなってしまうかもしれない…そう思うと不安でたまりません」と語ります。
あなたの支援が、彼女の未来を照らします
想像を絶する困難の中で、カインは将来の夢を語ってくれました。
「私はいつかエンジニアになりたい。地震で壊れない、強くて安全な家を建てたいです」
カインと妹たちは、今、祖父母の家で暮らしています。
皆さまのご支援のおかげで、オペレーション・ブレッシングはカインの家族に緊急物資や生活の資源を届けることができました。
「これらの物資は、私たちの家族や小さなお店を支えてくれています」
とカインは言います。
「それを売ればお金を得られるし、お菓子を食べると、ほっとした気分になれます」
皆さまの思いやりのある行動は、目の前の緊急の必要を満たすだけでなく、カインのような子どもたちに、絶望的な悲しみの後でも再び夢を見る勇気を与えています。
これからの道のり
回復の道のりは長く、決して簡単ではありませんが、オペレーション・ブレッシングは、ミャンマー地震で影響を受けた子どもたちやその家族と共に歩み続けています。
私たちは、カインが家族を支えるための新たな方法を共に考え、実現していこうとしています。
「両親があの時あの建物にいなければ…」とカインは静かに話しました。
「それが、ずっと私の願いでした」
しかし今、皆さまの支えとお祈りのおかげで、カインには新しい希望が生まれています。それは、未来を信じる勇気と力です。
皆さまのご支援とお祈り、そしてこの愛と思いやりの使命に参加してくださり、心から感謝いたします。
あなたのご支援が、希望を届けます。
ご協力いただき、心より感謝申し上げます。
出典元原文(英語):
https://www.ob.org/orphaned-by-the-earthquake-you-help-rebuild-life-after-myanmar/