1. HOME
  2. お知らせ
  3. 【東京都葛飾区】だれ一人取り残されない地域社会に向けて~災害時から逆算して地域づくりを考える~が開催されました

【東京都葛飾区】だれ一人取り残されない地域社会に向けて~災害時から逆算して地域づくりを考える~が開催されました

「だれ一人取り残さない地域社会に向けて~災害時から逆算して地域づくりを考える~」というテーマでタウンミーティングが開催され、OBJ災害支援マネージャーが、災害支援の経験から被災地の現実や”要配慮者”の支援についてお話しさせていただきました。

葛飾区タウンミーティング

現実の災害現場では、障がい者や独居高齢者、自宅療養中の病気や怪我を抱える人、避難所を利用できない人や情報が行き届かない人など、要配慮者が取り残されている光景を目の当たりにしてきました。

では、”そうした人たちが取り残されないために必要なことは何か?”

熱海土砂災害 避難指示

人口統計から推測すると、3人中1人は要配慮者に該当する可能性があり、それは2人が1人を支える必要があることを意味します。

大規模な災害が発生すると、個人だけでなく福祉関係機関や行政も被災します。そのため、災害が起きてから何かしようと思っても遅い場合があります。日常生活の中で、市民一人一人が”災害に弱い人がどこにいるのか”に関心を持ち、またそうした人々との”つながり”を築いておくことが、地域の防災力向上に不可欠なのです。

熱海市土砂災害プロボノ連携支援

タウンミーティングでも、市民が行うソーシャルワークの重要性と可能性、そして葛飾区における地域防災について話し合うことができました。

私たちは、市民一人一人が自身のコミュニティで、困っている人に関心を持ち、勇気を持って声をかけたり手を差し伸べたりすることができれば、地域の防災力が大幅に向上すると信じています。そのために、私たちは市民ソーシャルワーカー育成プログラムの開発に取り組んでいます。

市民ソーシャルワーク

災害時には、外部からの支援団体が駆けつけますが、ここ数年はコロナ禍により大きな制約がありました。社会の状況は落ち着いてきましたが、将来の状況は予測できません。
皆さんにも、周りに目を向け、災害時に取り残される可能性のある人がいないか確認し、その人が取り残されないようにするための方法を考えていただきたいと思います。そして、できれば、あなたが”つながり”を築くきっかけを考えてみてください。

“関心を持つ”ことが、市民ソーシャルワークへの第一歩となります。

市民ソーシャルワーカー育成プログラムについてはこちらからご覧ください。

お知らせ

お知らせ一覧