子どもたちの明るい歌声を取り戻したい・・グッドニュースプロジェクト
石巻市雄勝小学校・・ 今から2年前、校長先生は「子どもたちの元気な歌声が聞きたい。」と言っていました。 震災直後は子どもたちの声に元気がなく、校長先生も大変心配しておられたのです。
「子どもたちの明るい歌声を、なんとか取り戻したい・・」
宮城県で歌と音楽を通じて被災地支援活動を続ける グッドニュースプロジェクトと共に毎月行っている「放課後歌声広場」のようすです。
2014年9月19日の午後─ 全員で25名の顔がそろいました。 この活動をはじめた時と比べると、子どもたちに明るい笑顔が見られるように感じます。
はじめは驚くほどに無表情で、こちらの声かけに対しても、反応がほとんどなく どうやって歌を教えればいいのか戸惑う事もありました。
スタッフのみんなで知恵を絞り、子どもたちの緊張を少しでもほぐすために、ゲームを取り入れ できるだけ子どもたちとのコミュニケーションをはかって、関係作りをしてきました。
この日のゲームでも、子どもたちが楽しそうに鬼から逃げ回って、みんなでとても盛り上がりました。 こういう準備をしてから歌を歌います。
今回選んだのは「君は愛されるため生まれた」という歌。 この歌に手話をつけて歌いました。
子どもたちとの関係を一つ一つ築きながら、歌を通してお互いが一歩一歩 近づいていっています。
「放課後歌声広場」の活動が2年経ちました。 今では校長先生も「子どもたちの声が以前に比べると、大きくなっていて感動した。」 と話してくれるまでになりました。
これからも雄勝小学校のみんなを応援してください!