【特別インタビュー】南相馬Rise Upゴスペル教室に 仙台ゴスペルフェスティバル実行委員長 永井信義先生を迎えて


南相馬Rise Upゴスペル教室に 仙台ゴスペルフェスティバル実行委員長 永井信義先生を迎えて


特別インタビュー:南相馬RiseUpゴスペル教室に仙台ゴスペルフェスティバル実行委員長永井信義先生を迎えて



ゴスペル(Gospel)とは、Good Spell(良い知らせ)が変化した言葉だといわれ、日本語では「福音」と訳されます。


17世紀に奴隷としてアメリカへ連行されたアフリカ人が、多くの苦難の中神に賛美を捧げるようになったのが始まりだとされています。




そしていまやこのゴスペルは多くの国境を越え、ここ日本でも人々に広く認知されるようになりました。


ここまで世界中の人々に親しまれているゴスペルには、いったいどんな魅力があるのでしょうか。


そして、どのゴスペルを被災地で歌い続けていくことは、いったい何を意味するのでしょう。




今回は、仙台ゴスペルフェスティバルの実行委員長を長年務め、自らクワイヤの指揮をされている永井信義先生から、特別にお話を伺うことができました。






●震災当時、町全体が暗い空気に包まれていました



インタビュアー:


南相馬にいらっしゃったのは今回が初めてですか?




【特別インタビュー】南相馬Rise Upゴスペル教室に 仙台ゴスペルフェスティバル実行委員長 永井信義先生を迎えて


【特別インタビュー】南相馬Rise Upゴスペル教室に 仙台ゴスペルフェスティバル実行委員長 永井信義先生を迎えて




永井先生:


いえ、何度もこの地域には来させて頂きました。


震災直後にこの地域に入らせて頂いて、いろんな支援活動をさせて頂きました。


まだ何も復興の手がつけられていない状況だったので、かつての南相馬の姿を知っている私には胸が痛む光景でした。


誰も住んでいないんじゃないかと思うほど静まり返っていて、町全体が暗い空気に包まれていました。







●OBJのゴスペル教室で人々に力を



インタビュアー:


昨年オペレーション・ブレッシング・ジャパンがここ南相馬にゴスペル教室を立ち上げたわけですが、永井先生は今後この活動にどのような期待を寄せていますか?




【特別インタビュー】南相馬Rise Upゴスペル教室に 仙台ゴスペルフェスティバル実行委員長 永井信義先生を迎えて


【特別インタビュー】南相馬Rise Upゴスペル教室に 仙台ゴスペルフェスティバル実行委員長 永井信義先生を迎えて




永井先生:


音楽というのは「ユニバーサル・ランゲージ」なんです、世界の誰もが使える言葉なんです。


音楽は、人々の繋がりを生むために非常に大きな力を発揮します。


これまでも、みんなで声を合わせて楽しく、エネルギッシュに歌うことで、被災地にもたらされるゴスペルの力を体感してきました。


地域の人々との繋がりが分断された南相馬にですが、このゴスペル教室が「仲間を見つける場所」として、人々に力と喜びをもたらすきっかけになると思います。







●日本で一番規模の大きいゴスペルフェスティバルへの出場を目指す!



インタビュアー:


仙台ゴスペルフェスティバルについて教えて頂けますか?




【特別インタビュー】南相馬Rise Upゴスペル教室に 仙台ゴスペルフェスティバル実行委員長 永井信義先生を迎えて


【特別インタビュー】南相馬Rise Upゴスペル教室に 仙台ゴスペルフェスティバル実行委員長 永井信義先生を迎えて




永井先生:


2001年に仙台で始まって、今年で16回目を迎える音楽フェスティバルです。


ストリート型の音楽祭としてはゴスペルフェスティバルが3番目の音楽祭としてスタートしました。


「仙台の町を元気にしよう、歌声によってみんなで一つになろう」ということを考えた方達が立ち上げ、私も最初から関わらせて頂きました。


現在は全国から約100グループが参加しています。


11会場でゴスペルを披露しながら、最後に仙台の勾当台公園の円形広場でフィナーレをするという流れを15年間続けてきました。


ストリート型のイベントとしてだけではなく、日本国内で一番規模の大きいゴスペルフェスティバルだと思います。






●仙台ゴスペルフェスティバル出場へ向けて練習しているRiseUpゴスペルクワイヤにメッセージを



インタビュアー:


その仙台ゴスペルフェスティバル出場へ向けて練習しているRiseUpゴスペルクワイヤにメッセージをお願い致します。




【特別インタビュー】南相馬Rise Upゴスペル教室に 仙台ゴスペルフェスティバル実行委員長 永井信義先生を迎えて




永井先生:


ゴスペルは、たった一回練習するだけでも充分面白さを実感することができます。


シンプルな歌詞とエネルギッシュなメロディーから構成されるゴスペルは、まさに一つのアートであり芸術活動だと思いますので、ぜひ一度体験して頂ければと思います。


今からでも全然遅くありませんし、いつからはじめてもかまいません。


そしてフェスティバルに出場された時はぜひリラックスして頂いて、そしてできるだけ大きな声を出して歌って頂きたいと思います。


皆さんのご参加を心からお待ちしています。





「RiseUpゴスペル教室」は、月に一回南相馬市で開催しています。


RiseUpゴスペル教室は、南相馬市内在住の方であればどなたでも参加できますので、ご興味のある方はぜひ一度足を運んでみてください。


オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、これからもゴスペル教室活動を通し福島から元気と希望を発信し続けます。


この希望の輪がさらに全国へと広まっていくよう、皆様のご支援を宜しくお願い致します。




■福島復興 支援の窓口
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