【台風19号災害支援】豊野のお父さん
オペオペレーション・ブレッシング・ジャパンが活動に入った長野県長野市豊野町。
そこにお住まいの小林さんは、被災したとき階段で足を滑らせ二階から落ちてしまいました。
若いときは魚屋の行商として日本中を旅して回ったといいます。
「人さまに迷惑をかけちゃいけないよ」と小さなときから教えられ、痛い足を引きずりながら懸命に掃除をしています。
「もう先に旅立った女房の元に行きたいんだ」と訴える小林さんと共に、オペレーション・ブレッシングの支援チームは家の片付けを行っています。
それが今の小林さんにとっての生きる意味になっているのです。
浸水していないから、二階はボランティアの対象とならないと断念しかけましたが、私たちは被災によりケガをされた方のためにできることをとお手伝いさせてもらいました。
私たちが支援に入った世帯の中には、高齢・傷病・障害など、何らかのハンデを抱えている方も多く、そのために家の清掃作業ができなかったり、どこにボランティアを頼めばわからないというケースがありました。
ふだんから生活に何かしらの困難を覚えているところに災害による追い打ちが加わると、さらに生活が困窮化し、社会からも孤立していくことから支援の対象から漏れていってしまいます。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンでは、支援を求められない人・支援が届かない人にいち早く寄り添い、その方々の力となっていくことを目指し、活動を続けています。
時に現地のソーシャルワーカーと連携し、地域の世帯状況に関する情報収集をしながら、最も助けを必要しているところへ届いていけるよう尽力しています。
■Disaster Relief for Typhoon Hagibis
※今後の活動内容、現地状況はオペレーション・ブレッシング・ジャパンのホームページ、フェイスブックなどでもお伝えして参ります。