【福島復興支援】ブレッシングルームがクリスマス月間に入りました

オペレーション・ブレッシング・ジャパン南相馬復興支援コミュニティスペース「ブレッシングルーム」で、クリスマスの目玉である4m巨大クリスマスツリーの設置が終わりました！
この時期は、スタッフ総出でクリスマスへ向けた飾りつけを行うのが恒例の行事になっています。
住民の方のお力もお借りし、日が沈んでも温かな光で来訪者の方をお迎えする準備が整いました。

クリスマスと言えば、街中がイルミネーションや軽快な音楽にあふれ、一年で一番人々の心が喜びに湧き立つ季節ですね。
しかし一方で、この特別な喜びを味わう余裕さえない方々もおられます。
いま、幅広い世代に「社会的孤立」の問題が広がっています。高齢者の孤独死や若者の心の病など、課題を抱える個人や家庭が地域から孤立し、助けが得られないまま事態が深刻化してはじめて顕在化する例が後を絶ちません。
こうした事態を未然に防ぐためには、行政機関の役割はもちろんのこと、地域の人々の助け合い、顔の見える関係性が大切になります。

孤立を招かないように、身近な地域でのつながりを増やしたい。
年齢や職業、住む場所によって限定されず、だれもが自由に集える場所…
そして共通の目的や趣味などを通じて、新しい人と人とのかかわりが生み出される場所…そんな地域の交流の拠点になりたいと活動しているのが、このブレッシングルームです。

2019年からは、クリスマスに向けた約一か月間をクリスマス月間として、地域住民の方、市民活動団体の方々と連携したイベントを開催してきました。
今年は地域の外国の方を招いたクリスマス会や、親子で楽しめるキャンドルづくりのワークショップ、賛美コンサートなどを企画しています。
街中が温かい光にあふれるクリスマスシーズン。
この地域に生まれてよかった。ひとりじゃないと思えた。そんな孤独な心にひとつの明かりを灯すきっかけになれるよう、祈りつつクリスマスの喜びを伝えていきたいと思います。