伊豆山キッズクラブ ~地域のレジリエンスを高める~
台風8号の避難指示も解除され、本日キッズクラブを開催することができました。
熱海市伊豆山地区では少しずつ住民の方々が戻られていますが、朝早くから自衛隊や消防隊の車が行きかう中、思うような外遊びもお友達と会うこともままならない日が続いています。
仲道町内会では伊豆山小学校の体育館でこうした子ども達の交流会を企画しました。
第1回目の今日は4歳の女の子と5歳の男の子、2組の親子が参加。
はじめに自己紹介をし、折り紙に好きな絵を・・・ハートや消防車?果物などなど、自由な発想は子どもの賜物です。
次は紙飛行機を作ってできるだけ遠くへ飛ばすゲーム大会。ママに手伝ってもらって頑張りました。
そしてせっかくの体育館、ステージに立って思いっきり体をひねって・・・どこまで飛ばせるかな??
最後は広ーい体育館に隠されたお菓子をトレジャーハント♪ たくさんの参加を期待して用意したお菓子、おおはしゃぎで探して見つけていました。満面の笑みを浮かべ大きな袋にはいっぱい入っています。「さようなら!またくるよ!」と役員さんにハイタッチして元気に帰っていきました。
お友達と会うことが本当に減ってしまって。大人と遊んでいても、すぐに限界がくるんですよね・・・
今日はお友達やお兄さん先生ともたくさん遊べて、久しぶりにとても楽しそうにしていたので来てよかったです。
こうした機会を作っていただけるのは親にとっても本当に助かります。
土曜日もまた親子で楽しみにしています!(参加者の声)
保護者の方にも喜ばれ、また町内会の役員さんも「久しぶりに子ども達の笑い声を聞くことができて、やっぱり子どもっていいね~」とおっしゃっていました。
次回は7月31日(土)、その前日金曜日には健康たいそうを予定しています。
※今日の伊豆山キッズクラブの様子は静岡 NEWS WEB(NHK)でも紹介いただいています。
災害という非日常な事態に対しての地域のレジリエンス
OBJでは福島県南相馬市のブレッシング・クラブ、その前身のあとりえクラブからの経験を活かし、パートナー団体と協力しながら、仲道町内会主催のキッズクラブをサポートしています。
キッズクラブの催行はただ子どもと保護者のケアのためにあるのではありません。
行方不明者がまだ見つかっていないという異常事態に対する「地域のレジリエンス」を高めるためにも行っています。
子どもたちとその保護者を励ましていくことは、災害という非日常な事態に対しての、地域のレジリエンスを高めることにつながります。
苦しい捜索活動や揺れ動く感情を支えるのは、子どもたちの笑顔だったり、無邪気な泣き声だったりするのです。
これまで経験したことのない大きな出来事に感情が凍りついてしまった(=感情を表に出すことができない、遠慮して憚られる)被災地域に必要なのは「そこに命があり、生きている」という感性に訴えるさまざまなことです。
それは、個別に訪問して声をかけることとか、町内会や消防団の皆さんが汗をかきながら荷おろししている姿とか、涙しながら祈ることでもあります。
目に見えない心に傷を負った方々、また忙しい大人に遠慮して声をあげられない子ども達のことを覚え、毎日の祈りに加えていただけましたら幸いです。
私たちは東日本大震災以来これまでの災害支援経験から、緊急期~生活復旧期に入るこの時期は心のケアがとても重要であることを実感してきました。
市民ソーシャルワークの知識と技術、専門性を持って被災者に寄り添い、地域コミュニティのサポートを続けていきます。
熱海伊豆山での生活復興のため、切れ目のない支援のため、あなたのご支援が必要です!
▼令和3年7月豪雨支援寄付はこちら(クレジットカード、銀行振込、郵便振替)
https://objapan.org/donation/donation-ob
▼郵便振替
振込先口座 ゆうちょ銀行 当座 二二九店 135913
口座記号番号 02260-8-135913
オペレーション・ブレッシング・ジャパン
(こちらの内容をご記入ください 1. お名前 2. フリガナ 3. メールアドレス 4. 郵便番号 5. ご住所 6. 電話番号)
▼銀行振込
振込先口座 三井住友銀行 仙台支店 普通 2202482
特定非営利活動法人 オペレーション・ブレッシング・ジャパン
(こちらの内容をご記入ください 1. お名前 2. フリガナ 3. メールアドレス 4. 郵便番号 5. ご住所 6. 電話番号)
熱海市伊豆山地区の支援活動は下記パートナー団体の協力により実施しています(あいうえお順)。
一般社団法人クラッシュジャパン
社会福祉法人ミッションからしだね
特定非営利活動法人CWS Japan
日本国際飢餓対策機構(JIFH)
ACT japan フォーラム
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、社会課題の解決を組織第一の使命とし、被災地からの支援要請および支援ニーズに基づき活動する特定非営利活動法人です。45の日本の国際NGOが加盟するジャパン・プラットフォーム(JPF)が作成している「新型コロナウイルスの感染が懸念される状況におけるNPO等の災害対応ガイドライン」を遵守し支援活動を行っています。