【熱海市土砂災害】「寂しい。。」そんな思いに寄り添うために。 2021.11.25子ども支援, 子どもハートケア支援, 復興コミュニティ支援, 令和3年7月豪雨(熱海土砂災害), 日本での活動 現地支援スタッフより、伊豆山地域(仲道地区、岸谷地区、浜地区)にて継続している復興コミュニティ支援の様子をお伝えします。 戸別訪問 では、1人暮らしをされている佐々木さん(仮名)を訪問しました。玄関先で顔をみるなり、 直ぐに「家に入ってー!待ってたのよ!」と大歓迎してくれた佐々木さん。最近の話だけでなく、 被災地支援で現地に入っていたスタッフとのたくさんの思い出話をしてくれました。 ここ数カ月だれも家を訪問してくれる人がいなくてとても寂しかった、と聞いたときは心が痛みました。 「身寄りのない私のことを気にかけてくれて嬉しい」「普段だれも来ないから寂しい。。」 そう話してくれた気持ちに寄り添い、じっくりとお話を聞く時間を持ちました。 こうして思い出話や心のうちを吐き出してもらい、心に寄り添う支援を継続しています。 また私たちの日常でも、話しを聞いて共感してくれる相手がいることは、それによってとても励まされるものです。 心の内を話しやすい環境作りに努め、地域のコミュニティーが豊かになるように、引き続き支援活動をしていきます。 11月から再開された学校周辺では、少しずつ登下校の時間に子供たちの賑やかな声があふれるようになりました。 子どもたちの学校帰りの時間に外で手を振っていると、ある保護者の方が周りに声をかけてくださいました。 伊豆山キッズクラブに初めて来てくれた子どもも含め、たくさんの子どもたちが遊びにきてくれました。 子どもたちは公民館で、思い思いの遊び方で自由に表現しています。 ちょっとしたスペースを秘密基地のようにして、特別な空間を楽しんだり、また地域の方がペット(犬)を連れて公民館にきてくれたので、 動物とのふれあいも非日常的でとても癒され和みの時間になりました。 シニアカフェサロンではボランティアの方が来て紙芝居をしてくださいました。また折り紙を使って季節のデコレーションも作りました。 「指先細かく使って脳のトレーニングをしているみたい!」 と笑顔あふれるひととき。 5歳になる男のこがに遊びにきてくれたので、年代の枠にとらわれず楽しんでいました。 「あそこの子が、こんなに大きくなったのかね!」 と会話が弾み、なかなか幼児期の子と触れ合う機会もないシニアの方々も喜んでいらしたようです。 日常からちょっと一息。 こうして集まり、地域の皆さんが触れ合う時間は憩いの場でもあります。 子どもたちを地域で見守り、地域で育てることはとても豊かな恵みです。 被災地域のレジリエンス(回復力)を強めるため、これからもコミュニティ支援を継続していきます。 SDGs(持続可能な開発目標)の主な目的として掲げられている「誰一人として取り残さない」。 そんな世界の実現に向けて、オペレーション・ブレッシング・ジャパンは組織的に支援活動を行うNGOとして、これからも助けが届きにくい人々を探し出し、支援の手を差し伸べていきたいと考えています。 いざという時、機動力をもって迅速な支援活動ができるよう、ぜひ継続的なご支援もご検討ください。 そして一緒に、誰一人孤立させない支援活動を組み立てていきましょう! 毎月1000円からの継続支援(マンスリーサポート) 熱海市伊豆山地区の支援活動は下記パートナー団体の協力により実施しています(あいうえお順)。 一般社団法人クラッシュジャパン 公益財団法人 日本YMCA同盟国際青少年センター YMCA東山荘 社会福祉法人 十字の園 社会福祉法人ミッションからしだね 日本国際飢餓対策機構(JIFH) ACT japanフォーラム *各専門職の皆さま *ボランティアの皆さま オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、社会課題の解決を組織第一の使命とし、被災地からの支援要請および支援ニーズに基づき活動する特定非営利活動法人です。45の日本の国際NGOが加盟するジャパン・プラットフォーム(JPF)が作成している「新型コロナウイルスの感染が懸念される状況におけるNPO等の災害対応ガイドライン」を遵守し支援活動を行っています。 Tweet シェア 子ども支援, 子どもハートケア支援, 復興コミュニティ支援, 令和3年7月豪雨(熱海土砂災害), 日本での活動被災地支援, 災害支援, 土石流災害, 生活復旧支援, 令和3年7月豪雨