【子ども支援＠南相馬】5月の誕生会で伝えたいこと～”あなたは愛されている”

福島県南相馬市にある復興コミュニティスペースBlessing Roomでは、震災後より放課後児童クラブを続けています。放射線の影響で外遊びが制限されていた当初、1人の待機児童から始まったクラブ。少しでも体を動かせるようにと設けたスペースも手狭になり、5年前に現在の場所へ移動しました。今では登録児童が50人を超え、毎日20人余の児童が利用しています。

「ただいま～！！」「お帰り！」
バスから降りてくる子ども達に声をかけながら、スタッフは一人一人の表情を確認していきます。
今週は5月の誕生会を開きました。「自分がなんで生まれてきたのか分からないって思う時もあるよ」という児童の声を拾い、この機会に誕生日をお祝いしながら、「あなたは愛されている」ということを再確認も含めて伝えることができました。はにかみながら、なんとなく聞いていた児童たちですが、いつか必要な時に、心の希望となることを願っています。

東日本大震災後に生まれた児童たちですが、保護者の中には当時、中高生だった方々も少なくありません。心の復興60%というアンケート結果をふまえ、家庭も含めて癒されていくようサポートを続けていきたいと思います。
いつも児童をありのまま受け止め、愛をもって接してくださるボランティアの皆さま、また国内外から継続的にお寄せ頂いておりますご支援に感謝申し上げます。