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【あとりえクラブ】地域の身近な存在に

共働きやひとり親家庭の小学生が放課後を過ごす「学童保育」(放課後児童クラブ)の待機児童が、昨年1万7,000人にのぼったことが、全国学童保育連絡協議会の調査で明らかになりました。
待機児童は今や喫緊の課題として全国各地で取り上げられています。

オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、活動拠点である福島県南相馬市でも学童保育のニーズを感じ、昨年から児童預かり事業を開始しました。
「あとりえクラブ」と名付けたこの活動は、定員や条件の都合上児童クラブを利用できない児童に、宿題や自主学習、また他の児童たちとの交流を通して成長できる場を提供することを目的としています。
登録児童の下校時間に合わせて、団体のバスが学校までお迎えにいきます。
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毎週金曜日は、創作・アート教室「あとりえホープ」に合流し、毎月テーマに沿った様々な創作体験をしてもらいます。
異なる学校の児童が集うため、普段出会うことのない子ども達が顔を合わせます。
最初は緊張気味だった子も、創作中道具を貸し合ったりしているうちに自然と仲良くなり、いつの間にか友達になっていることもしばしばです。
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あとりえクラブとホープを利用している子どもの保護者からは、子どもたち同士で遊んだり学んだりする機会がなかなかないという声をよく聞きます。
ある男の子のお母さんは、次のような意見をくださいました。
「様々なアートクラフトを体験できるだけでなく、子どもたち同士で交流できることがすごく魅力的です。
安心して子どもを預けることができて、子どもたちの心の成長にもつながる。私たち家族にとって、ここ(あとりえ)は特別な場所です。」
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南相馬にサテライトオフィスを構えて1年半が経過しましたが、ここが着実に地域の親子の交流と憩いの場になっていることを感じています。
私たちは、福島の子ども達の放課後を安全でより豊かなものにしていくために、あとりえクラブをスタートさせました。
福島の子どもたちが安心して学び遊べる環境をハード、ソフト両面からサポートし、子ども達の健やかな成長と明るい未来を支えることを目指し活動を続けていきます。

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