【福島:心のケア】家族のきずなをサポートする日帰りツアーを実施
2016年5月28日 福島県南相馬市在住の小学生とその家族を宮城県仙台うみの杜水族館ツアーにご招待。
2011年に起きた福島第一原発の事故により、厳しい生活環境にある南相馬市。
南相馬市は原発から20~30キロ圏内にまたがっているため、地域によって必要な補償が受けられないなど、現在も放射能に関する問題が山積しています。
そんな環境にいる子どもたちと家族が、困難を乗り越えていけるように励まし支えていきたい。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、被災地復興支援企画として「家族日帰りツアー」企画、13家族49名の方々をお招きしました。
鐘崎かまぼこ館でかまぼこの製造工場見学した後、仙台港を見下ろす高台でお昼ごはんを食べます。
この日はさわやかな風が吹く、よく晴れた一日で、芝生の上で遊ぶ子どもたちの姿が印象的でした。
この日の目的地、仙台うみの杜水族館は東日本大震災で被災したマリンピア松島水族館がその前身です。
飼育員の方から、震災当時の苦労話や被害の中でもたくましく生き残ったイロワケイルカの話を伺いました。
質問タイムには子どもたちから
イルカのお父さんとお母さんは喧嘩したりするの?
双子の赤ちゃんはいるの?
どうやって赤ちゃんを育てるの?
など家族についての質問が飛び交い、家族のきずなが
子どもたちにとって大切な関心ごとなのだとわかります。
放射能の問題を抱えながらの復興には時間がかかります。
さまざまなストレスに晒されている福島の被災地の人々に対して、長期的な心理面でのサポートは欠かすことができません。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、6月も家族ツアーを企画しています。
この活動を通じて福島の家族に「安心して遊べる場」を提供し長期的なサポートを行っていきます。
福島のこれからを支えるために、皆様のご支援をぜひともよろしくお願いいたします。