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しなやかに困難と向き合う力を育む -被災者のメンタルヘルス-

10月10日は世界精神保健デーです。
世界精神保健連盟(WFMH)が中心となってメンタルヘルスについての意識啓発活動が行われています。

しなやかに困難と向き合う力を育む -被災者のメンタルヘルス-

メンタルヘルスとは、精神面すなわち心の健康のこと。
厚生労働省が発表した「健康日本21」によると、心の健康とは「いきいきと自分らしく生きるための重要な条件」とされています。

具体的には
・自分の感情に気づいて表現できること(情緒的健康)
・状況に応じて適切に考え、問題解決へと導くことができること(知的健康)
・他人や社会と建設的で良い関係を築けること(社会的健康)
を意味しています。

「病は気から」と言うように、心の健康は体の状態と密接に関係していて
健康な心が健やかな身体を育てるとも言えます。
 
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは東日本大震災発生以降、東北各地、そして熊本地震の被災地で
・仮設住宅にお住まいの高齢者のための傾聴やお茶会
今年10月9日から14日は支援する側の人たちのための「心的障害後成長(PTG)についてのワークショップ」を開催
・毎週のように、福島県南相馬市の子どもたちに工作や絵画イベントをするアートセラピー「あとりえほーぷ」
など「心のケア支援」を実施してきました。

またストレスケアなどの企業コンサルタントをお招きし、スタッフ研修を重ねて支援の現場に活かしています。

しなやかに困難と向き合う力を育む -被災者のメンタルヘルス-

しなやかに困難と向き合う力を育む -被災者のメンタルヘルス-

私たちが行っている「心のケア」の目標は、ただ楽しい時間を持ってもらうだけではなく
「自分で自由に感じ、その思いを自由に表現する力を育てていくこと」にあります。
一人一人が持つかけがえのない個性を尊重しながら関わっていくことで、どんなに過酷だと思っている状況にあっても
自分に対して「生きる自信」を持ち、「自己評価を高めて」いけるよう働きかけています。

働き盛りの成人・子ども・高齢者にとって被災地の現実は
急激な社会変化の中、不登校や引きこもり、生活習慣病の兆候など、心身の健康問題は深刻化し、緊急性を帯びています。

被災地で暮らす人々が、「しなやかに困難に向き合う」ことは被災地の底力と希望に繋がります。
今後も息の長い支援を続けていけるよう、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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