|続報|オペレーション・ブレッシングのデビット・ダーグ監督作品、アカデミー賞にノミネート

オペレーション・ブレッシングの国際本部長デビット・ダーグが監督を務めた
短編ドキュメンタリー映画「ボディチーム12」が第88回アカデミー賞にノミネートされました。


「BODY TEAM12」(ボディーチーム12)がアカデミー賞にノミネート

⇒作品の予告編はこちらからご覧いただけます。
 www.ob.org/body-team-12-trailer/


●エボラとの戦いを現地で記録したドキュメンタリー
「ボディチーム12」は、2014年にダーグがリベリア滞在中に撮影したもので、当時大流行していたエボラ出血熱の危機を捉えています。

ダーグの指揮の下で、オペレーション・ブレッシングはリベリア国内で初となる塩素製造施設を設置しました。
この塩素は、エボラウィルスを殺菌する作用をもっています。
オペレーション・ブレッシングが施設を設置する以前は、塩素はリベリア国内でほとんど普及していませんでした。
オペレーション・ブレッシングチームはこれまで5万リットルもの塩素を製造し、リベリア政府や国内主要の医療機関であるルーテル病院に支給しました。
またモンロビにあるクリニックにも支給され、国内各地に手洗い場を設置するためにも用いられました。
そして2014年10月、リベリアのサーリーフ大統領がオペレーション・ブレッシングの施設を訪れ、現地チームのこれまでの活動に敬意と感謝の念を表しました。

観る者の心に訴えてくる映画「ボディチーム12」は、エボラ出血熱で亡くなった被害者の遺体を回収する任務にあたったリベリアの赤十字のチームを題材にしています。
映画では、エボラ出血熱で亡くなった人の遺体を村から運び出し、ウィルス拡大を防ぐために火葬場に運んで遺体を焼くというチームの衝撃的な体験が記録されています。

監督はデビット・ダーグ、共同制作者はブリイン・ムーザー。
製作総指揮ポール・アレンとオリビア・ワイルド、そしてオペレーション・ブレッシングの理事長ビル・ホラン。
製作補助はマーサ・ロジャース、ギャレス・セルザーが務めました。



●監督デビッド・ダーグが見た勇気
ダーグは自身の映画について、次のように語っています。
「エボラ出血熱が大流行するなか任務に当たっていたボディチームの勇気に、私は衝撃を覚えました。
その中でも特に感銘を受けたのが、映画の中で遺体回収者といて出演しているガルマ・スーモという女性です。
彼女の任務に対する勇気と強い決意、そして自分の故郷に対する深い愛に私は感動しました。
そして、過酷な環境のなかで自分の使命を果たしているチームの姿を、世界に広めなければと思わされたのです。」

エボラ孤児に関するオペレーション・ブレッシングの支援活動の様子は
⇒下記のビデオからご覧いただけます。
 https://www.youtube.com/watch?v=OzjRYtGeKyY&feature=youtu.be



●リベリアでの支援活動は続く
オペレーション・ブレッシングは、エボラ出血熱が沈静化されたとされる今もリベリアでの活動を続けています。
現在は、エボラ出血熱によって両親を失った孤児の支援プログラムを展開しています。
最近は171人の孤児に支援を行い、食糧や衣服、そして学校へ通うための奨学金を提供しました。
それと同時に、孤児をケアするための家庭訪問も行っています。
映画の主人公であるガルマ・スーモは、現在この孤児支援プログラムを運営しています。

第88回アカデミー賞の発表と授賞式は、2月28日にロサンゼルスで開催される予定です。