【モザンビーク】必要不可欠な人道的救済~励まし、希望、物資を運び傷ついた人々の尊厳を取り戻す
内部暴力から避難した住民が、食糧および生活必需品を是が非でも必要として苦しんいるモザンビークから、以下のような報告が直接、私たちの元に届きます。この記事は、南アフリカ近郊に拠点を置くオペレーション・ブレッシングのプログラム・マネージャーであるクレイテン・グーズ氏の報告です。この記事には、最も困難な状況の間さえ、ずっとどのように支援者の愛が避難民の元に届いて、モザンビークを救済するかの内部情報が詳しく書かれています。
1日目:モザンビーク救済の準備
ある月曜日に、私たちは、モザンビークのペンバに到着しました。次に、ライフチャイルドという現地パートナーと共に、約200キロメートル西に向かって、車で移動しました。国内避難民の集団が安全を見つけた場所に、着いたのです。彼らは、カボ・デルガード地域を恐怖に陥れた恐ろしい暴力から避難してきました。
避難をしこの地域に最近到着した400世帯の家族に、食糧を配給することでモザンビークを救済するのが、私たちの目標で、長期的な援助活動を行う可能性を調査するためにもやってきました。
2日目:モザンビークでの食糧配給
モンテプエズ地域での初日は、地方自治体の管理者と会うことでした。国内避難民キャンプに、食糧および生活必需品を届けるのに、承認が必要だったのです。地元の文化伝統によると、私たちはこの様なリーダーたちから承認を得ることが定めています。これにより、都市を外からの攻撃から守るために、その地域中に散らばめたバリケードで、万が一、地元民および軍隊の抵抗があった場合に、私たちは守られるのです。
地方知事および保健大臣両方の承認を得て、私たちは、次の日、食糧支援を配布する場所へ進みました。かなり田舎の地域も通りました。主要道路を使用しても、荒れた地形があるため、キャンプ場まで32キロメートルを約2時間もかけて、出かけたのです。
到着するとすぐに、私たちは、国内避難民の流れを調整する地元の担当官に会いました。彼らのオフィスには、毎日のように、避難民が到着します。かれらの多くは、比較的安全な場所に着くため、480キロメートルも歩かなくてはなりませんでした。思いやりのある支援者の皆様の援助で、その難民キャンプは、すぐに食糧および医療ニーズの世話をします。これから、生活を再スタートできるよう、土地の一部がどの家族にも割り当てられます。到着する人々の多くは、まだ見てきたことや経験したことが過酷なため、ショック状態であるように見えます。あまりにも頻繁に、彼らは栄養失調に苦しみ、医療介入をかなり必要としています。
このオフィスに到着した人々の何人かと話して関わることができました。私たちの誰もが、理解することさえできないような状況下でも、彼らには回復力があり、意思が固く、私たちは驚きました。
3日目:人道支援活動の拡大
モンテプエズ地域で育ったモザンビークの大統領が、私たちが計画した食糧配給のことを聞いたと、この朝私たちは知りました。彼は直接私たちに連絡し、まだ何の援助も受けていない他の場所にも、さらに援助するよう要請しました。この要請を受けて、私たちは食糧パックを作ろうと考え抜いたのです。避難民が再び生活を元に戻ることができるよう、私たちは両方のキャンプ場に、十分な食糧および生活必需品を提供できるのを望んでいました。
これは、私たちの当初の計画ではありませんが、私たちはそれに従おうと感じました。このような関係を構築することで、きっと、さらなる支援活動のためになるのを知っていたからです。オペレーション・ブレッシングおよび私たちのパートナーであるライフチャイルドが、将来、モザンビークにさらに援助をもたらすためのドアが開いたのです。
トラック2台に荷物を一杯詰めて、私たちは最初の配給先に向けて出発しました。ほんの4週間前には、このキャンプ場は、森林および高い草木が茂っているだけでした。今では、泥および竹でできた建造物がたくさんあり、国内避難民の新たな住まいになっています。
オペレーション・ブレッシングのパートナーのおかげで、私たちは、何百という家族に食糧および生活必需品パックを供給することができました。また、私たちは、このような困難な時に、この難民たちに神の愛を分かち合う機会にも恵まれました。
私たちの興味を引いたのは、地元の管理担当官が生活の再スタートを必要としている国内避難民のための「地区」をすでに策定し、計画していたことです。それには、どの家族にも、必要な土地の区画、路地、生活必需品および援助が渡せるような道路も含まれていました。
やりがいのある援助活動
長かった旅も、努力するだけの価値が十分あったことが分かりました。私たちが運んだ励まし、希望および物資は、これらの傷ついた人々に尊厳を取り戻し、モザンビークに不可欠の援助をもたらすことができました。この計画の一員であったことに、私は大変名誉を感じます。私たちは、ライフチャイルドと寛大なオペレーション・ブレッシングのパートナーの力なしでは、ここまでのことは決してできなかったと思います。
私たちが会った人々にお祈りを続けて下さい。暴力から逃げるため、故郷や所持品を離れなければならなかった何千という人々が、安全で安心できる場所を見つけることができるようにお祈りして下さい。
2021年6月29日 現地報告 オペレーション・ブレッシング
Operation Blessingから届いた活動報告を翻訳してお伝えしています。
記事原文(英語版)はこちらからご覧ください。