【ハイチ】セーフウォーター・プロジェクト
蛇口から制限なく流れ出る浄水。
1 度流すだけできれいになるトイレ。
先進国で生活する人々にとって、安全な水を利用することはごく当たり前の日常となっています。
しかし世界に目を向ければ、毎年180万人の子供たちが不衛生な水等を原因とする病で命を落としています。
また、安全な飲料水にアクセスできない人が世界では9億人弱もいるのです。(ここでいう“アクセス”とはWHOが定義したもので、「1km以内に一人1日20リットルの水を確保できる場所がある」というもの)
オペレーション・ブレッシングは、世界各地で「セーフウォーター・プロジェクト」を実施し、安全な飲み水を自分たちで確保できるよう働きかけをおこなっています。
活動先の一つであるハイチでは首都圏を含め、ほとんどの地域で上下水道が整備されていません。
蛇口から出てくる水は飲用として考慮されていないため、腸内感染や寄生虫といった病気の温床となっています。
活動先の一つであるハイチのブカンは、2016年のハリケーンマシューによって壊滅的な被害を受けた地域です。
緊急災害支援ではじめてこの地域を訪れたオペレーション・ブレッシングは、現地が深刻な水質問題に直面していることを受け、セーフウォーター・プロジェクトを開始しました。
塩素を元にした水質浄化剤を生成できる機材を導入し、現地の人々に使い方を指導することによって、600人もの人々が安全な水にアクセスできるようになり、村は大きな喜びに包まれました。
私たちが当たり前のように水を利用している今も、水を汲んで自宅に運ぶというそれだけのために一日に何時間も費やしている人々が世界に大勢います。
世界の水事情に目を向け、私たちにできることを小さなことからはじめてみませんか?