戦火の下の避難者のために
オペレーション・ブレッシングの国際的な働きの一つにイスラエルでの活動があります。 中東情勢はよくニュースに出てきますが、現在、イスラエル住民やパレスチナ住民は大きな危機を迎えています。
オペレーション・ブレッシングは、空襲から逃れ避難所生活を余儀なくされている、イスラエル住民に必要な物資を届けています。
ある若い母親アレさんは、帰宅したその瞬間に空襲警報を聞きました。 (これは訓練ではない!) (ロケット弾が着弾するまでにあと数秒しかない!) そう思ったアレさんは、家にいた二人の息子を連れて、安全な場所へ逃げました。
毎日、ロケット弾による攻撃が内陸の奥まで届いています。 多くのイスラエル人の命が脅かされていて、避難所にある物資は減ってきているのです。
現地のOBIスタッフによると、一週間以上も避難所で生活するための充分な水、食料、衛生品、ベビーフードなどが必要です。 食料などの物資を箱詰めして、物資が乏しくなってきているガザ地区の国境に近い町の空襲避難所に届けています。
子連れの避難者となったアレさんは 「子どもたちを安全な場所に連れていった後、リラックスするように努力し、祈ったり、子守り歌を歌って安心させたり、ゲームもします。 どの国のお母さんも、子どもの安全を守るために、このような恐怖を味あわなくていいように祈っています。」 と話してくれました。
アレさんも避難所の住民も眠れない夜を過ごしています。 イスラエルと中東の平和を祈りながら、苦しんでいる住民の物資的または精神的なニーズを見守りたいと思います。
ドナルド・トムソン
オペレーション・ブレッシング・ジャパン代表