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【プエルトリコ緊急支援】深刻な水不足に抜本的な解決を

ハリケーンマリアがプエルトリコに上陸して一ヶ月以上が経過しましたが、現地の状況は依然切迫している模様です。
およそ300万人もの人が現在も電気が使えない生活を強いられており、そのうち100万人が水不足に苦しんでいます。

電気はなくても生活はできるものの、水は生きていく上で絶対に必要不可欠なものです。
オペレーション・ブレッシングは、プエルトリコの被災した人々が安全な水にアクセスできるよう支援活動を行ってきました。
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ハリケーンが過ぎ去った後、ただちに現地入りした私たちは、被災地に今最も必要なのは水だということを知りました。
水の供給に必要な装置を運び込むのが一番の難関でしたが、私たちはすぐさま9つの逆浸透装置をプエルトリコに輸送し、この装置を通して毎日6800リットルの海水を飲み水に浄水することに成功しました。
さらに、3つの塩素製造機を導入し、都市部サンファンにあるコリセウムを拠点に、一日570リットルの塩素を製造できるようになりました。
これらの装置によって、450万リットルの水を消毒し、飲料水として提供できるようになります。
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さらに私たちは、この水不足の危機を乗り越えるべく他のツールも用意しました。
10万個の消毒用の錠剤、20機の発電機、3,000の携帯用浄水装置、27つの塩素注入器です。
しかしながら、これら全ての装置を配置しても、まだまだ多くの人々が水のない暮らしを強いられています。
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私たちは、アメリカ連邦教師会(ATF)や、アメリカ州郡自治体従業員組合連合(AMFSCME)、ヒスパニック組合連合、その他水の供給団体と連携し、本格的な水提供プロジェクトを実施しました。
そしてこうした関係機関の協力により、濾過装置、6つの塩素製造機、逆浸透装置、そして消毒用の塩素注入器をプエルトリコ国内に広く提供することができました。

私たちの第一目標は、10万個の濾過装置を家庭に提供することと、学校の教室や施設にすくなくとも50個の大型純水装置を設置することです。
オペレーション・アグアの協力のもと、今後さらに水の提供量を増やし、さらに多くの被災者へと水を届けていく予定です。
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