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新しい課題~住民と支援者の心のケア~

進む震災からの復興

オペレーション・ブレッシング・ジャパンは東日本大震災の発生直後から被災者への支援 その後の復興支援と長期に渡る支援活動を続けています。

被災された方々との交流を通し肌身で感じることは大切で、 私たちが感じてきたことや実際の効果は活動レポートを通してお知らせしてきました。

それに加えて、被災地のさまざまな現場で働く担当責任者の方々と意見交換することで これからの必要性を知ることも支援活動の一環として重要です。

俯瞰的に現在の復興支援を眺めることは、効果的な支援活動ができているかを見直す 大切な機会になっています。

心のケア交流会みやぎin南三陸

心のケア交流会みやぎin南三陸

2014年9月5日南三陸町で開かれた「心のケア交流会みやぎin南三陸」に参加し 「新たなコミュニティ作りにむけて ~住民と支援者の心のケア~」 について学んでまいりました。

震災から3年半が経過して来年2015年あたりから気仙沼、南三陸で震災復興住宅への入居が始まります。 海に近い場所では、かさ上げ工事、高台では住宅地の造成で、これまでそこに住んでいた方々にとっても 自然環境が大きく変わり、さらにこれまでできあがっていたコミュニティーへの入居者受入れといった 物理的・心理的な変化が少しずつ現れ始めているのだそうです。

気仙沼、南三陸は沿岸部のイメージが強いのですが、実はどちらも森林比率が70%を超える緑豊かなところです。 復興、防災、減災のために木々は切り倒され、茶色の山肌をあちらこちらで目にします。

変わっていく風景

変わっていく風景

被災された方々の復興を願う気持ちと変わりゆく故郷の姿を寂しく思う気持ちで 代々そこに住んでいた人々は複雑な心境だとお聞きしました。 そして、一番難しい新しいコミュニティーづくり。 仮設住宅から移り住む側と受け入れる側とのコミュニティーが形成され、完成するには数世代かかると考えられています。

ここに生活の拠点を移す事の難しさがあります。

これまでの支援とは違う形の長期的な「心のケア」が必要とされると予測されます。

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