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【福島】南相馬の現場から3.11を覚えて

東日本大震災から今日で9年が経ちました。
世間はコロナウィルスのニュース一色ですが、どれほど年月が経っても、この3.11という日の重みを噛み締めずにはいられません。

連日のように飛び込んでくるウィルスに関する情報は、時に私たちの心を騒がせ、先の読めない未来に不安を抱かせます。
マスク、トイレットペーパーの品薄に続き、一部でカップ麺や冷食、レトルト食品の品薄が出ている現状は、災害が発生した時の緊迫したあの空気を想起させます。

私たちは、コロナウィルスによる学校臨時休校の事態を受け、南相馬復興コミュニティスペース「ブレッシングルーム」での特別お預かりを開始しました。
通常の学童保育を特別お預かりとして拡張し、家で子どもを見ることができない方々のサポートを実施しています。
「急に丸一日子どもを家で見なければならなくなって、日中どうしたらいいか不安だった」
「家族の介護に加え子どもの様子も見なければならず、精神的に疲れ切ってしまって…ここで預かってもらえてとても助かります」といったお母さんの声もお聞きしました。


私たちは、子どもさんを預かりつつ、この異常事態の対応に多くの労苦を割かれているお母さんの力になりたいと願っています。
不安な気持ちに寄り添い、普段から気軽に相談ができるような関係を作りながら、こうした事態や、これからまた起こるかもしれない大きな災害に備えていく。
もしもの時に支えられるようなネットワークを、より強固にしていけたら。その思いで、今日も南相馬の地で活動を続けています。

ブレッシングルーム
ブレッシングルームは通常通り営業しておりますが、一層の予防のため、施設内の家具や使用する用具のアルコール消毒を徹底しております。
ご来訪される方にもアルコール消毒の使用をお願いすることがございますが、どうぞよろしくお願い致します。

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